Vol.416 2025/04/04
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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トランプ大統領の関税戦争は目くらまし!?
狙いは3期目の大統領の座!
ぶっちゃけ、「相互関税」というトランプ砲をぶっ放し、気勢を上げるトランプ大統領ですが、その裏ではアメリカ史上初の3期目の大統領の座を狙っているようです。
トランプ大統領は「アベ・シンゾーは素晴らしい男だった」と、故安倍首相を持ち上げながら、日本への24%の追加関税を発表しました。
本政府は「同盟国への配慮に欠ける決定だ。断固として抗議し、修正を要求する」と述べていますが、トランプ大統領の真意を掴めていないようです。
実は、トランプ大統領は同盟国であろうと、敵対国であろうと、区別する気はさらさらありません。
要は、アメリカの「黄金時代」を築くためには、敵味方関係なく、とにかくアメリカの言うことを聞かせようという発想の持ち主なのです。
その意味では、トランプ大統領は中国の習近平国家主席をライバル視しているのもごもっとも。
習氏が前例を覆し、3期目に突入したことに大いに刺激を受けたことは間違いありません。
しかも、トランプ氏と習近平氏は似たような言動に終始しているではありませんか。
例えば、表現や報道の自由についてですが、習近平氏は香港でのメディアの活動を制限していますが、トランプ氏もメキシコ湾をアメリカ湾に変更した大統領令に従わないAP通信の記者をホワイトハウスでの共同記者会見から排除してしまいました。
また、ウクライナ戦争に関しても、習近平氏はロシアのプーチン大統領寄りの姿勢を堅持していますが、トランプ氏もプーチン氏との直談判に固執しています。
更に言えば、台湾に関しても、習近平氏は「必ず一体化する。必要があれば武力の行使も辞さない」と繰り返していますが、トランプ氏も「グリーンランドもパナマ運河もアメリカのものだ。必ず取り返す」と事あるごとに訴えているではありませんか。
事程左様に、共通点の多いのがトランプ氏と習近平氏なのです。
トランプ氏とすれば、習近平氏が3期目を経て、場合によっては「終身国家主席」を狙っているのであれば、自分も同じような長期政権を目指すと心に決めているとしか思えません。
実際、3月30日のNBC放送のインタビューに応えて「冗談抜きで3期目の可能性はあり得るだろう」と率直に心情を吐露していました。
そのためには憲法の改正が必要になりますが、トランプ陣営は抜け道を考えています。
何かと言えば、2028年の大統領選挙ではバンス副大統領が大統領候補となり、トランプ氏は副大統領候補に回るという筋書きです。
そして、バンス大統領が誕生した暁には、権力をトランプ副大統領に移譲し、実質的な3期目のトランプ政権の発足になるというシナリオに他なりません。
ぶっちゃけ、日本を含め、一方的な関税戦争はトランプ大統領が政権を去れば、より安定した通商貿易関係が復活すると期待する向きも多いようですが、そうは問屋が卸さないでしょう。
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