今週のお薦め作品
9月20日公開
「見えない目撃者」「レディ・マエストロ」
今週公開作で一番の話題作はブラッド・ピット主演「アド・アステラ」でしょう。ピットとトミー・リー・ジョーンズが親子役で初共演する話題もありますが、作品自体が地味なので、筆者は日本映画の「見えない目撃者」を推薦します。(内容の詳細は映画鑑賞記の
9月のページを参照してください)今年の上半期の日本映画のベスト作品は、香取慎吾がどうしょうもない男役で新境地を開いた「凪待ち」です。他にも水谷豊の監督としての力量を発揮した「轢き逃げ」TAKAHIROが単独主演した「僕に、会いたい」専守防衛の問題点を描いた「空母いぶき」松坂桃李の初時代劇「居眠り磐音」そして、下期に入ると「アルキメデスの大戦」「よこがお」「記憶にございません!」といった良質な日本映画が公開されましたが、映画の面白さを堪能できたのは、「見えない目撃者」が1番です。洋画ファンの方には「レディ・マエストロ」を推薦します。女性指揮者がいない時代に女性指揮者を目指した実話に基づく物語です。