Vol.176 2020/1/10
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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2.科学者、医者、介護士が発する5Gへの危険信号
ぶっちゃけ、次世代通信システムとして導入が加速する5Gで
あるが、その健康面での危険性を訴える専門家の意見も大きくなる一方である。
とはいえ、そうしたリスク分析に熱心なのは欧米の研究者が中心で、日本ではまったく関心が寄せられていない。
わが国では昨年から5G用の基地局の設置が始まったが、本年は一層ペースが速まるに違いない。
通信事業者にとってもスマホメーカーにとっても機種変更が必要となり、利用料金も増えるわけで、ビジネスにとっては願ってもない話であろう。
しかし、「好事魔多し」で、便利さの裏側に潜む危険性にも十分な配慮が欠かせない。
実は、昨年末、アメリカでは1000人もの科学者や医師が
トランプ大統領宛に「5G導入の一時停止嘆願書」を送った。
5Gの基地局が発する大量の電磁波が人体や動植物を含む環境に及ぼす影響を科学的に調査、分析し、安全性が立証されるまでは、現行の設置作業を一時中止すべき、という内容であった。
5Gの普及に関してはアメリカが世界をリードしている。
FCC(連邦通信委員会)によれば、5Gサービスが全米で稼働するためには80万本のアンテナの設置が必要という。
全世界では2021年までに500万本の基地局用のアンテナが設置される予定である。
いわゆる「IOT」(すべてをインターネットで結ぶ)社会に
突入するとなれば、220億個の通信機器が使われることになる。
現在、普及しているスマホに関しても、人体に対する健康面での影響は調査されていない。
不思議なことである。
遅まきながら、2015年、世界40か国の250人の科学者たちが「きちんとした調査が必要だ」と問題提起に立ち上がった。
それ以降、電磁波の危険性を認識する科学者の数は各国で増え続けている。
アメリカの国立衛生研究所(NIH)が3000万ドルをかけて行った調査結果は衝撃であった。
曰く「日常的にワイヤレスによる電磁波を浴びた動物は脳腫瘍や心臓発作に襲われる確率が飛躍的に増加した」。
これは現行の2G、3G、4Gの電波を使っての実験であり、
5Gとなれば4Gの100倍の速度と1000倍の容量を誇るわけで、人体への影響も計り知れないはずだ。
ぶっちゃけ、このところ切れやすい大人や我慢のできない子どもが増えているのも電磁波のなせるワザなのかもしれない。
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