Vol.046 2017/03/10
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
【今週の目次】
1.金正男殺害事件の真犯人は誰?
2.空気を食べて走る自動車
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1.金正男殺害事件の真犯人は誰?
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金正男氏の暗殺をめぐって、連日、日本のメディアは報道合戦を繰り広げているけど、ぶっちゃけ、核心を突くような記事は見当たらないね。
なぜって、死因とされるVX神経ガス一つをとっても、猛毒といわれているのに、実行犯の女性2人には何も症状が出ていないんだから。
2人とも手袋をしないで、素手で金正男氏の顔面に塗り付け、その後で水で洗い流したっていうのはあり得ないね。
しかも、周囲にいた大勢の空港利用者はもとより、金正男氏が助けを求めた空港関係者にもどこも異常がないっていうんだから。
更に不思議なことに、マレーシア当局が発表する前に、「VXガスによる北朝鮮による暗殺だ」と断定したのは韓国政府だった。
2月13日のこと。
マレーシア政府が死因を発表したのは2月23日だ。
韓国政府はどうして、10日も早く結論を出せたんだろう。
ぶっちゃけ、おかしいね。
その上、マレーシア政府が空港にVXガスが残っていないか検査したのは2月26日のこと。
猛毒のはずなのに、事件直後から空港を閉鎖するでもなく、残留物の検査もしないって、どういうことだろうね。
最も不可解なことは、実行犯として逮捕された2人の女性の行動だ。
インドネシアとベトナムの女性は、「いたずらTVに出演したつもりだった」と無実を主張しているようだけど、事件の前に韓国に数回出かけていたことは伏せられているね。
その上、もう一人逮捕された北朝鮮の男性は証拠不十分で即釈放されたのも腑に落ちないね。
また、マレーシア警察の責任者アブ氏は「女2人は毒物を使用したと認めている」と述べている。
そもそも至る所に監視カメラのある空港で北朝鮮が金正男氏を殺すこと自体がおかしな話。
なぜって、マレーシアにある北朝鮮大使館の接待所に金正男氏はこれまで何度も宿泊していた記録があるからさ。
もし、北朝鮮が実行しようと思えば、そうした際に人知れず殺害するのは簡単なこと。
ぶっちゃけ、真犯人は別にいるとしか思えないね。
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2.空気を食べて走る自動車
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ぶっちゃけ、空気だけを燃料に走る自動車(エアーカー)の登場には、世界が驚かされたね。
日本ではほとんど知られてないけど、この空気自動車を開発したのはフランスの自動車メーカー「ルノー」でF1レース用のエンジンを研究してきたガイ・ネグロ博士。
同博士はルノーを退社した後、私財を投じて、究極のクリーンカーを設計することに情熱を傾けたわけだ。
実に15年の試行錯誤を経て、ようやく市場に出せるところまで漕ぎ着けたのさ。
値段も5000ドル強と手頃。
加えて、ゼロエミッション(排出ガスゼロ)が最大の売りだ。
このところ自動車業界では自動走行車が話題をさらっているけど、究極のエコカーとしての将来性を秘めたエアーカーは環境保全の観点からいえば、電気自動車の比じゃないね。
冷却圧縮空気を主動力としているので、ラジエーターもウォーターポンプも必要ないっていうから、心強い限りさ。
この技術のお陰で、エンジン全体の8割が超軽量のアルミニウムで製造できるようになったというから凄いね。
従来型のガソリンエンジンと比べれば、その重さは約半分だ。
必然的にボンネットや車内のデザインが極めて柔軟に設計できるというわけさ。
ネグロ社長は日本への売り込みを模索しているけど、残念ながら、現時点では日本国内の法律が阻害要因として邪魔しているようだね。
というのは、現行の道路交通法では、国内の道路を走行できる車種に空気自動車は認められていないからさ。
更にいえば、既存の自動車メーカーからの反対がより大きな障壁となっていると思われるね。
確かに、日本の自動車メーカーにとっては強敵の登場となるだろうな。
とはいえ、欧米では徐々に普及が始まっており、タクシーやバスへの導入も始まっているから、世界標準になるのは時間の問題だろうね。
小生、フランスで試乗してきたけど、運転感覚も乗り心地もすこぶる快適だった。
日本の市場にも究極のエコカーが参入できる日の近いことを期待したいね。
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