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        Vol.069 2017/09/08

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        浜田かずゆき の
        『ぶっちゃけ話はここだけで』

         

        【今週の目次】

         

        1.アメリカの誇るイージス艦をハイジャックする電磁波攻撃の可能性

         

        2.ヒーロー扱いされる北朝鮮の“ピンク・レディ”アナウンサー

         

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        1.アメリカの誇るイージス艦をハイジャックする電磁波攻撃の可能性

         

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        ぶっちゃけ、アメリカ海軍の誇る最新鋭「イージス艦」の事故が相次いでいる。

         

        この6月と8月、日本沖とマラッカ海峡で民間のコンテナ船やタンカーと衝突。   

        アメリカ海軍の乗組員17人の命が失われた。

        その責任を取る形で司令官が辞任を余儀なくされた。

        日本も導入している最新鋭のイージス艦であるだけに、事故原因の究明が待たれる。

         

        しかし、最終的な報告書は開示されず、現在も調査中とのこと。

        本当だろうか。

        どうやら、公にできない理由がありそうに思われる。

         

        というのは、いずれのイージス艦の場合にも、レーダーによる自動運行中に事故が発生しているからだ。

        もちろん監視員は24時間体制で目視による航海の安全確保の任務についていた。

        にもかかわらず、民間の船舶に衝突を繰り返すというのは異常としか言いようがない。

        そこで急浮上しているのが、外部からの電磁波攻撃によって、イージス艦の電子系統がハッキングされ、自動航海システムが制御不能になったのではないか、という疑いである。

        このところ、北朝鮮の核実験やミサイル発射が物議を醸しているが、上空で電磁波パルスを炸裂させると、広範囲に渡り電波障害が起きることが確認されている。

        アメリカもロシア、中国も、こうした電磁波攻撃の研究を長年継続しており、通称「EMP攻撃兵器」と呼ばれる。

        今回のイージス艦の事故も、「このような電磁波攻撃を受けた結果ではないか」との指摘が出ているのだ。

         

        しかも、事故に遭ったイージス艦は南シナ海での「航行の自由作戦」に加わったばかりであった。

        そのため、中国の艦船の追尾を受けていたという。

        電磁波攻撃によって、イージス艦の自動航行システムをハッキングし、民間船舶と衝突するように航路を操った可能性も否定できないようだ。

        ぶっちゃけ、同じことは今後、地上を走る自動運転の車や無人走行車にも当てはまるだろう。

         

        もちろん、ドローンにも当てはまる。

        外部から操ることで、車やドローンを凶器に変えることが簡単にできてしまう。

        その意味でも、イージス艦の事故は他人事ではない。

        事故原因の究明とその公表が強く求められる。

         

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        2.ヒーロー扱いされる北朝鮮の“ピンク・レディ”アナウンサー

         

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        ぶっちゃけ、北朝鮮のミサイル発射や地下核実験には世界がきりきり舞いさせられている。

         

        世界でも貧しい部類の国でありながら、超大国アメリカと渡り合うため、そして現体制を認めさせるため、「専軍路線」を突っ走る独裁国家の北朝鮮。

        さぞや、自由もなく、食糧や燃料にも事欠き、国民は嫌気がさしているに違いない。

        とはいえ、そう思うのは西側の国民だろう。

        実際に北朝鮮で生まれ育った人々は意外に満足しているようだ。

        なにしろ、アメリカとも互角に渡り合っていると信じているのだから。

        そうした雰囲気を醸し出し、広める上で、抜群のコミュニケーション能力を発揮しているのが国営放送の看板アナウンサーである。

        何か重大ニュースが発生すると、必ずピンクのチュマチョゴリを身に着け、独特の甲高い声を震わせ、感情たっぷりにニュース原稿を読んでいる。

        日本はじめ世界の人々も、彼女の名前は知らなくとも、その声と表情には耳目を引き付けられてしまう。

        その名はリー・チュンヒ。

        御年74歳である。

        もともとは演劇俳優であったが、その爆発力のある表現力を買われて、1971年に朝鮮中央テレビ(KCTV)にスカウトされたという。

        すると一躍、北朝鮮ではヒーローのような人気を博することに。

        中でも、1994年に「建国の父」と謳われた金日成主席が亡くなった時には、涙を流して大泣きしながらニュースを読み、国民の心をつかんだものだ。

        そして、その息子である金正日氏が亡くなった2011年には黒の喪服に身を固め、全身を震わせながら、国民に悲しい知らせを告げた。

        2012年には定年で引退したのだが、その後も、国家の重大ニュースを伝える必要がある時には、なぜか彼女の出番となる。

        海外では「ピンク・レディ」として認知されている。

        国内では相変わらずの人気で、今では若手のアナウンサーの育成に取り組んでいるという。

        曰く「いつも感極まったような姿勢でニュースを読んでいるわけではありません。ただ、どうしても感情が高ぶってくることはあります。後進のアナウンサーにはもっと自然な発声方法を指導しています。私自身も普段は静かな口調で話しているんですよ。あまり信じてもらえないですが、、、」。

        日本でも他の国の放送界でもお目にかかれない珍しい存在だろう。

        北朝鮮が発する敵対的なメッセージが彼女によって、何倍にも増幅されているわけで、正にに彼の国のヒーローといえる看板アナウンサーに違いない。

         

        ★発行元 : 浜田和幸(はまだかずゆき)
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