Vol.080 2017/12/08
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
【今週の目次】
1.北朝鮮への先制攻撃に踏み切るか、トランプ大統領の胸三寸!
2.トランプ大統領の対抗馬となるか?オバマ前大統領夫人
ミッシェルさんを押す動き
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1.北朝鮮への先制攻撃に踏み切るか、トランプ大統領の
胸三寸!
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ぶっちゃけ、朝鮮半島はいつ戦争が起きてもおかしくない状態だ。
韓国に駐留する米軍兵士の家族や一般のアメリカ人に対して、できるだけ速やかに韓国から出国するよう促し始めた。
北朝鮮は一向に核開発とミサイル技術の改良を止める兆しがない。
それどころか、直近のICMB「火星15号」実験を成功させ、「アメリカ全土を射程内に入れることが可能となった」と全面対決をいとわぬ姿勢を堅持している。
これほどトランプ大統領のプライドを傷つける言動はないだろう。
実は、この間、トランプ大統領は北朝鮮への先制攻撃に向けての準備を加速させてきた。韓国に1950年から維持しているハンフリー基地に110億ドル(約1兆5000億円)を投入し、北朝鮮攻撃を可能にする大規模な拡張工事を実施し、完了した。
3万6000人の米軍兵力を結集し、金正恩の斬首作戦は秒読み段階に入っている。
これまで同基地は南北の軍事境界線から近く、北朝鮮からの反撃を受けやすいと言われてきたが、隣接するオーサン空軍基地の地対空ミサイル防御体制を強化することで、北朝鮮からのロケット反撃にも万全の体制を誇るようになった。
遅くとも来年2月の平昌での冬季オリンピックまでには決着をつける考えのようだ。
こうした判断に傾いた理由は「アメリカ本土の防衛」に尽きる。
これ以上、経済制裁や水面下の交渉に時間をかけても、北朝鮮のミサイルは確実にワシントンやニューヨークを標的にできるようになってしまう。
現在、アメリカ本土を防衛するため、アラスカとカリフォルニアには総計44基の迎撃ミサイルが配備されている。
本年5月、北朝鮮のICBMを想定した迎撃ミサイルの実験が行われた。
実験は成功と発表されたが、実際は18発の内10発の迎撃に成功したに過ぎなかった。
しかも、好条件の下での実験でありながら、「ほぼ50%」という成果だ。
問題は、アメリカの応戦要領では、敵のICBM1基に対して4発の迎撃ミサイルで応戦することになっていること。
44基しかないアメリカの迎撃ミサイルでは11基の北朝鮮のICBMを迎え撃つのが限界。
万が一、北朝鮮がそれ以上のICBMを一斉に発射した場合には、お手上げとなる。
そうした事態を想定すれば、アメリカ本土を守るには「先制攻撃」が最も確実な防衛になるという選択肢が当然のことながら浮上してきたわけだ。
そうすれば、たとえ北朝鮮が反撃したとしても、今なら直接の被害が出るのは韓国と日本であり、まだアメリカ本土は安泰のはずだから。
「アメリカ・ファースト」のトランプ大統領らしい決断だが、ぶっちゃけ、日本にとっては危機的状況に他ならない。
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2.トランプ大統領の対抗馬となるか?オバマ前大統領夫人ミッシェルさんを押す動き
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ぶっちゃけ、アメリカ大統領としてのトランプ氏の人気は冴えない。
本人は「ツイッター」を駆使して、国民に直接訴える大統領として自画自賛を続けているのだが、、、。
しかし、今週発表された「2017年のリツイート数ランキング」では、何と前大統領のバラク・オバマ氏が第1位であった。
人種差別問題に対して真摯に向き合う姿勢が好感を呼んでいるようだ。
「いいね!」の獲得数でもツイッター史上最高の450万件をゲット。
フォロワー数でも1億人を達成しているのはオバマ氏のみ。
トランプ氏のフォロワーは4400万人で、オバマ氏の半分以下に留まっている。
しかも、オバマ氏はトランプ大統領のように連日、ツイッターで呟いているわけではない。
呟く回数ではトランプ氏が上だが、フォロワー数や好感度ではオバマ氏が圧倒的な強みを発揮しているのだ。
トランプ大統領はリツイートランキングではトップテンにも遠く及ばない。
こうした状況を踏まえてのことであろうが、民主党支持者の間では次の大統領選挙に「ミッシェル・オバマ前ファーストレディを担ごう」との動きが出てきた。
前回はヒラリー・クリントン候補が「アメリカ史上初の女性大統領」を目指して戦ったが、「政治の素人」トランプ候補にあえ無く敗北。
「ロシアが介入した」との理由で、いまだに敗北を認めようとせず、「次回の大統領選挙で雪辱を果たしたい」と周囲に語っているヒラリーである。
とはいえ、夫の不倫問題に目をつむり、自分の選挙を優先した「仮面の妻」に対して一般有権者の目は厳しい。
その上、自らが国務長官時代、ロシアの資源会社にアメリカ産のウラニウムを輸出できるように便宜を図った見返りに多額の献金を受け取っていながら収支報告書に記載していなかったことが発覚。
これでは次回も勝てそうにない。
そこで急浮上してきたのが、今でも人気の高いオバマ前大統領のミッシェル夫人というわけだ。
家族思いで不倫の不の字もない。
弁護士として夫の先輩にあたるが、常に夫を立て、出しゃばらない。
ホワイトハウスでは「ビクトリー・ガーデン」と名付けたオーガニック家庭菜園を始め、食糧の自給自足運動を推進。
海外の賓客も自家製野菜料理で歓待するという腕前。
ぶっちゃけ、政治の世界でも夫以上に凄腕を発揮することが期待されている。
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