Vol.190 2020/06/05
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
全米に人種差別反対デモを引き起こした白人警察官による
黒人殺害事件の真相
ぶっちゃけ、真相の解明もないまま、アメリカのみならず
世界各地にデモや略奪の嵐を引き起こしているのが
ジョージ・フロイド殺害事件である。
アメリカ中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警察官に首を押さえつけられ死亡した。
「息ができない」と訴えるフロイド(46歳)の首を10分近くも足で強く押さえつけたのは、
地元の警察官デレック・ショービンだった。
周りには3人の同僚警察官もいたが、誰も止めようとしなかった。
しかも、その一部始終は現場を取り囲んでいた一般市民によってビデオ撮りされ、瞬く間にSNSで拡散。
人権無視の行為が日常化しているアメリカであるが、今回は異常である。
実は、殺された黒人男性と殺した白人警察官は17年間にわたる知り合いだったからだ。
といってもフロイドは警察官ではなく、黒人ポルノサイトでは
結構有名な俳優だった。
「2人は地元のナイトクラブで用心棒を務める同僚だった」とは経営者の弁。
ショービンは非番の日にナイトクラブの外回りを警備し、
フロイドは店内で働いていたという。
その店の経営者によれば、「ショービンは短気で、気に入らない客にはすぐに胡椒や香辛料のスプレーをかけまくった」。
一方、フロイドはスポーツマン上がりのポルノ俳優だったが、
地元では人気者で、ファンも多く、急死を悼む人々からは残された家族宛に義援金が殺到し、既に360万ドルを突破。
4億円近いわけで、半端な額ではない。
では、なぜショービンはフロイドを逮捕しようとし、挙句の果てに殺害するに至ったのか。
日本の報道ではまったく触れられていないが、偽札と麻薬使用の容疑だったという。
しかし、それにしてはショービンの残虐な行動は常軌を逸している。
周囲の声を聞くと、元同僚のフロイドへの根深い妬みがあったに違いないとのこと。
とはいえ、アメリカでは50州の150都市で黒人差別に反対する大規模なデモが発生。
海外にも飛び火しており、カナダ、イギリス、フランス、オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルでも人種差別反対のデモを巻き起こすことになった。
トランプ大統領は「コロナ禍から目をそらす格好の材料が転がり込んだ」と受け止めているようで、「州知事の対応が生ぬるい。これはテロだ。いつでも軍隊を導入する用意がある」と強い
リーダーを演出することに必死になっている。
挙句の果てには、ホワイトハウスの傍で平和的なデモ行進をする群衆を催涙ガスで追い払い、近くの教会の前に聖書を持って登場するパフォーマンスを繰り広げる有様だ。
あたかも自分を「神の如くあがめよ」というのであろうか、キリスト教会側からは猛反発。
ぶっちゃけ、これでは「分裂国家を増長させた大統領」として
不名誉な末路を迎えることになるだろう。
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