◆◇◆ 本郷孔洋のビジネスの眼 vol.552 ◆◇◆
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医者が道に落ちている千円札を見つけたが、
後ろから人が歩いてくるのに気づいて
拾おうかどうしようか迷っていた。
すると、後ろから歩いてきた坊主がすかさず拾った。
医者「それは私が先に見つけたのに」
坊主「医者が見捨てたものは坊主のものと決まっておる」
(ジョーク集より)
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◆ 疫病史
1.数年前、拙著(『経営ノート2017』)で、
インバウンドにかこつけて、大航海時代の再来と書きました。
スマホの発達とLCCは、「世界的民族大移動を押し上げた」と
感じたんですね。
その時、情けないことに、私は、人の大移動は「疫病」をも
流行させる、というのを失念していました。
2.疫病史というのがあるそうです。(『週刊エコノミスト』 2020/5/26)
歴史の転換点には、必ず、疫病がからむんですね。
インカ帝国を滅ぼした原因は、ヨーロッパから持ち込んだ
天然痘で免疫のない多くの原住民の命を奪った結果、
インカ帝国の滅亡を招いたといいます。
インドの風土病だった、コレラの蔓延は、英国のインド植民地化の代償と言われ、その結果、対策として、上水道の整備が進み
近代国家が生まれました。
3.スペイン風邪当時の「英国対ドイツ」、
当時の新興国ドイツと大国英国の相克でした。
コロナ下での「米中の対立」は、これと、とても似ていました。
グローバル化での、疫病の大流行も酷似しているそうです。
コロナ後は、どう変わるのでしょうか?
ほんごうでした。