今週の推薦作20年上半期のまとめ
今週のお薦め作品は上半期のまとめです。
2020年も上半期が終わりました。4月~5月の2か月間がコロナウィルスの影響で実質4ヶ月間ですが、上期の私のBEST10です。
☆5つの満点評価は3本です。
①ミッドナイトサマーディレクターズカット版
②レ・ミゼラブル
③パラサイトです。
4位以下は☆4つ半です。
④ジョジョ・ラビット
⑤その手に触れるまで
⑥1917命をかけた伝令
⑦9人の翻訳家
⑧在りし日の歌
⑨ジュデイ虹の彼方に
⑩フォードVSフェラリー
⑩「グッドライアー」
BEST5までをコメントします。
1位「ミッドサマー」ディレクターズカット版はスウェーデンの奥地の村で行われる奇祭を通して、人間のエゴと怖さを描いている。
美しい村祭りと風景の映像美と内容が相反しており、衝撃的な作品となっている。
2位「レ・ミゼラブル」は貧民街に住む若者たちの暴発の怖さを警官の発砲事件を通して警鐘をならした問題作。
3位「パラサイト」は本年度アカデミー作品賞を取った傑作。題名の通り裕福な家族に寄生していく人間の醜さを描いている。ちょっとご都合主義的なところがあり、評価を3番目にしたが面白さでは3作中1番と思う。
4位「ジョジョ・ラビット」は少年の目を通してヒトラー崇拝と矛盾を気づかせる。
5位「その手に触れるまで」は純粋な心がマインドコントロールされていく少年を描いた傑作。これらの上位作品の共通性は人間の心の本質を問う作品と言える。本来の映画の面白さ、エンターテインメント性を重視したい筆者が選択したとしては、自分自身でも違和感を感じる結果かもしれません。