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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
アメリカ各地で破壊された人種差別的銅像の後に
トランプ像を建てる!?
ぶっちゃけ、香港でもアメリカでも社会的混乱が収まらない。
香港では従来の「一国二制度」を有名無実化する北京主導の国家安全維持法が施行された。
自由な発言や行動が規制されるとの懸念から反中デモが繰り広げられ、アメリカはトランプ大統領もポンペオ国務長官もかつてない強硬な姿勢で中国批判を展開している。
そのアメリカでは人種差別に反対する「Black Lives Matter」(黒人の命は大切だ)を掲げるデモが過激化する一方である。
デモ隊は一部が暴徒化している。
当初、その矛先は白人やアジア系の商店への破壊、略奪に向けられていた。
しかし、このところ、アメリカ各地に建立されていた白人の政治指導者の銅像に対しても、怒りが爆発するようになってきた。
アメリカ大陸を発見したコロンブスをはじめ、奴隷解放で知られるリンカーン大統領の銅像にまで泥をかけたり、引き倒すような行為が見られる有様だ。
ジェファーソン大統領やルーズベルト大統領の銅像も被害に合っている。
更には、西部開拓映画でヒーロー役を演じたジョン・ウェインなど名だたる俳優にも批判の矛先が向けられるようになった。
ジョン・ウェインの場合には、
1971年に出版された月刊「プレーボーイ」誌のインタビューで黒人をさげすむような発言があったことが問題視されている。
そのため、ハリウッドの玄関口にあたるオレンジ郡サンタ・アナにある「ジョン・ウェイン空港」にも注目が集まってきた。
というのも、この空港の正面にはカウボーイ姿のジョン・ウェインの銅像がそびえており、長年にわたり名所として親しまれていたからだ。
人種差別反対を錦の御旗に掲げる集団は「空港の名前からジョン・ウェインを消せ。銅像も破壊しろ」と気勢を上げている。
トランプ大統領は「歴史的モニュメントである銅像を破壊した場合には10年の懲役刑に処す」と、過激な行動を諫める発言を繰り返しているが、今のところ効果はないようだ。
実は、それほどまでにアメリカは分断国家になっているのである。
「1%の超富裕層と99%の貧民」とよく言われるが、かつての「豊かなアメリカ社会」はもはや「過去の栄光」となりつつある。
新型コロナウィルスの感染者数は世界最悪となり、最も売れる商品が「身を守るための拳銃」というのが、今のアメリカだ。
そんな中、トランプ大統領の長男、ドナルド・ジュニアが新たな狼煙を上げた。
「各地で壊されている銅像の後に、もっと頑丈な銅像を建てよう!アメリカの未来を象徴する人物の銅像を!最も相応しいのはトランプ大統領の銅像だ!」
ぶっちゃけ、このままではアメリカの未来はロックダウンする
運命だろう。
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