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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
コロナに関係なく毎年25万人が医療ミスで死亡するアメリカ
ぶっちゃけ、新型コロナウィルスの猛威は収まる兆しが見えない。
毎日、世界での感染者数や死者数を発表しているのがアメリカのジョンズ・ホプキンス大学である。
医学の分野では世界的な権威を誇る研究機関に他ならない。
COVID-19の感染者や死者の数で世界を圧倒しているのがアメリカだ。
トランプ大統領は当初「暖かくなれば、自然に消滅する。心配要らない。マスクなどは弱虫が付ければいい。自分には必要ない」と豪語していた。
しかし、連日、感染者は増える一方で、大統領の側近の間でも感染が拡大するに及んで、ようやく「感染は当面、終息しそうにない。自分もマスクを付けることにした」と方針転換。
これまではニューヨーク州が最悪であったが、フロリダ州が感染者数でトップに躍り出た。
当初、大統領選挙に向けた共和党大会をフロリダ州で予定していたトランプ大統領であるが、急遽、開催地を変更せざるを得なくなった。
アメリカではどうしてこれだけ事態が悪化してしまったのか。
実は、そこには医療現場の崩壊という深刻な問題が隠されている。
冒頭に紹介したジョンズ・ホプキンス大学に依れば、「アメリカでは毎年、25万人以上が医療ミスによって命を失っている」という。
別の調査によると、その数は44万人にも達するというから驚く。
アメリカ人の死亡原因の第1位は心臓疾患で、第2位はガンである。
そして第3位が「医療ミス」というわけで、COVID-19の死者よりはるかに多い。
また、25万人と44万人の違いは「医療従事者、葬儀社、保険会社などは死因に医療ミスと記載することを避ける傾向があるため」と指摘されている。
なぜ、これだけ医療ミスが頻発するのか。
残念ながら、アメリカの医療現場ではスタッフの技量不足、医師の判断ミス、医療機関を覆う制度的欠陥が深刻化しているためであろう。
ジョンズ・ホプキンス大学のマカリー博士に言わせれば、「必要ない薬の投与や治療行為が患者を死に追いやっている。
20%の医療行為は不必要だ。特に手術後のオピオイドなど鎮痛剤は害となりうる」。
同博士曰く「多くの医者は製薬会社から時に現金を渡されて、特定の薬を必要ない場合にも患者に投与することがある」。
製薬会社にとっては宣伝にもなり、儲かる話だろうが、患者にとっては有難迷惑な話。
ぶっちゃけ、アメリカの医療現場はコロナが発生する以前から腐敗臭が漂っていたわけだ。
マカリー博士のアドバイスは「担当医に薬の効果や副作用についてしっかり確認すること。納得できなければ、別の医師にセカンドオピニオンを聞くこと」。
日本でも同様な対応が必要に違いない。
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