2020年10月13日
国連倫理サミット
村田光平(元駐スイス大使)
旧知の元インドの軍幹部で著名な国際政治評論家Vinod Saighal 氏から骨子下記のメッセージが寄せられました。
「9月26日に開催されたIPPNW South Asia Webinar は新型コロナ、気候変動および核兵器という世界が直面する3つの脅威につき論じましたが、下記の結論に達しました。
1.中国およびインドが石炭による二桁の経済成長を続ければ、
米国、ブラジル、南ア及びナイジェリアを度外視しても地球を
「焼き尽くす」であろう。
これは核がらみの災難を待たずして、かってみられなかった環境破壊をもたらすであろう。
2.誰も未来の世代のことを考えようとしない。
反省が求められている。
最早時間切れとなっている。
人類は借りた時間で対応を迫られている。」
「核がらみの惨事」に関しては世界にいまだ430余基の原発の存続が許されており、天災の激甚化、
テロなどによる事故発生の可能性が深刻に懸念されますが、
マスコミはこの重大問題ををり上げようとしません。
このような世界の危機の真因が地球規模の倫理の欠如であることが明白となっております。東京五輪は正にその象徴といえます。
国際社会の理解は進んでおり、10月7日発出のBCC発信に対しては傑出した知人から下記の支援メッセージが寄せられております。
(その1)ハーヴァード大卒米人(米大統領領選挙に完全な倫理の欠如がに見られれる)
Dear Mitsuhei, your ideas are more needed than ever especially as I watch and read of complete lack of ethics in USA at this critical election.
The world needs more people on your wave length.
(その2)マニ・シャンカー・アイヤール・元インドの石油大臣(良識の勝利への呼びかけに組する)
Thank you for informing me of this demonstration of solidarity with your clarion call for good sense to prevail.
I stand with you, as ever!
(その3)Jean Zwalen元スイス銀行理事(多くの価値観は否定されてしまい、独裁体制の台頭、軍拡の動きが懸念されるが理性への訴えが一層聞き入れられることを願う)
On a l’impression que nombre de valeurs que l’on avait cru acquises sont foulées aux pieds.La montée des régimes autoritaires est inquiétante. La course aux armements est ruineuse etc. Mais, fasse que vous, nous et ceux qui croient encore à la raison puissent se faire davantage entendre.
今後、改めて国連サミットの実現に向けて内外に呼び掛けてゆく所存です。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。