ソムリエの追言 81「バレンタインデー」
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そろそろバレンタインが近づいてきました。
そわそわしている人も多いのではないでしょうか。
士気が萎えると兵士の結婚を禁止した3世紀のローマで、兵士の
結婚を許可したバレンタインが、その罰をうけて殉教したために、
この日が後に「恋人たちの日」として広まったのは有名なお話。
日本では女の子からの愛の告白の日として広まったバレンタインデ
ー。
私も中学や高校時代を思い出します。
高校では女友達で手作りチョコだのケーキを配り合う量が多くて
大変でした。
美味いとはいえない手作りケーキに「友情」と「客観的意見」の狭
間でゆれたものです。
中学生のときは、当時片思いだったせいか、
このときぞばかりに、おそろしく巨大なチョコを作ってしまいまし
た。
チョコ好きの私でさえ滅入る大きさです。迷惑だったろうなぁ、
といまさらですが彼に同情しています。
つい、色々暴露してしまいました。
フランスではもっぱら女性だけでなく恋人達のイベントです。
レストランに行って、食事して、お花を男性がプレゼントして。
日本のクリスマスに似て、恋人たちのちょっとしたお祭りなのです
。
レストランのポスターにはクリスマス・メニューならぬ
バレンタイン・メニューが、わんさか。
恋愛や愛をこよなく大切にするフランス人にとっては、
毎日がバレンタインではないの?
というご意見も聞こえてきそうですが、中には照れ屋な人もいるで
しょうし、慣れてしまったご夫婦もいるもの。
なにがしか理由があるほうが、アクションを起こしやすい。
というのは万国共通のようです。
さて、、その名も聖ヴァレンタインという名の村が
フランスに実在することをご存知ですか?
恋人たちのイラストで有名なペイネが、この村を舞台に沢山の作品
を描きました。
フランス中央部のとっても長閑なところです。
とても小さく、まるでおとぎ話のように可愛い村役場の建物は、
ハートの巨大なリースでこの時期デコレーションされます。
そして、この村には七夕の短冊ならぬ、愛の樹があるのです。
黄色い紙に願いを書いて、根の張った屋外の樹に吊るすという手の
込みよう。
短冊がまるで紅葉のように幻想的な風景だと、去年恋人と二人で行
った友達に自慢されました。
たしかにここで、二人で願いを書けば、なんだか叶うような気がし
ませんか?
とてもアクセスのいいところとはいえませんが、だからこそのよさ
。
いつか行ってみたいですね。
フランス人の彼女が言うには、縁起がいいことに、
この樹にはよくてんとう虫がやってくるそうです。
実は、日本ではクローバーが出てきますが、
フランスではてんとう虫とユニコーンが幸運のシンボルとされてい
ます。
しかも真っ赤なてんとう虫が羽を広げれば、
ほらっ♪ハートが空を舞っているようでしょう?
てんとう虫のように、ハートが一杯で、
舞い上がるようなバレンタインデーが皆様に届きますように。
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