◆◇◆ 本郷孔洋のビジネスの眼 vol.589 ◆◇◆
コーヒー
古手の役人が言った。
「私は朝コーヒーは飲みません」
「え?、どうしてですか?」
「コーヒーを飲むと、午前中ずっと目がさえて困る。」
ああ、あいつの時間を買いたいなァ!
(2021年06月03日)
1.「午前5時起床。
始業時間は9時15分なのに8時前には出社して、まだ誰も出社していない会社の廊下の電灯を点けて歩くことも
しばしばだったという。」
2.「デスクには6台の電話を並べ、電話が鳴ると、受話器を
肩にかけながら、それを受け、手は英文タイプライターの
キーを打ち続ける。 そして目は部屋に置いてあるテレビの
ニュースを追っていたとか。」
3.「クルマでパチンコ屋の前を通って、
昼間からパチンコをやっている人をみると、
『ああ、あいつの時間を買いたいなァ』と本気で話す」
(『経済小説の読み方』 佐高 信著 現代教養文庫)
この人は、ダグラス・グラマン事件の当事者、
日商岩井(現 双日)の元副社長 海部 八郎さんです。
4.海部さんは、海外出張で、帰国しても家に戻らず、
奥さんに空港までスーツケースを持ってこさせ、
スーツケースの交換だけで、そのまま違う海外出張に出たと
元部下の人が言っていましたっけ。
ゆるゆる日本の最近を見ますと、過去のメモを思い出します。
「働き方改革」がいつの間にか、
「働きたくない改革」になったりして。
こんなこと言うから年寄りは嫌われる。(笑)