2021年12月5日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
12月4日 市民社会を代弁して(所感)
皆様
お届けした所感に対しては声援が寄せられ出しておりますが、
下記は尊敬する知人から頂いたもので、共有させて頂きます。
深い感動を覚えました。
日本と中国は運命共同体の関係にあり、2度と戦火を交えてはならないとの思いを新たにしました。
長年にわたる中国の指導層に対する発信を継続する意義を再認識いたしました。
記
村田 光平 様
7点 従来からのスタンス良く理解できます。
まさに人命を最重視した倫理 道徳観 ですね。
4点目 は 小生祖父が満州帝国の 検事 で (祖母は
村田様の先祖同様 土佐の高地出身の女傑でした)
「犬と中国人は公園に 入るべからず」 といった
政策当事者という立場に我慢が出来ず、辞表を何時ももって、最後に
検事を辞職したと 母から聞いておりました。
祖父が残したメッセージは「日本はこの侵略戦争に必ず負ける」
との 事でした。
小生は大連で 生まれ 3歳で 日本に 引き上げてきました。
父親は戦争終結後大連に戻る列車で 当時の八路軍(現在の共産党)
が汽車を止めて日本人を銃殺し始めたそうです。
前に座っていた中国人 の 若者が 毛布を貸してくれて
列車の席の下に隠れなさいと言われて、命を救われました。
中国人が命をすくってくれた思いが強くありました。
父から戦後、上智で英語 ばかり やっていたら かたわ
になると言われ、上智の国際部で中国人の神父様から(CHANG 神父)
中国語を習い、神父の推薦で当時の台湾に2か月留学したことが有ります。
現在も大使同様 NHK の中国語講座を聞いております。
(中国の人権問題、言論、信仰弾圧、拡張主義には疑義が有りますが)
12月3日 市民社会を代弁して(所感)
皆様
立て続けに地震が発生しております。
関東直下型地震、富士山噴火、南海トラフ地震などと直接関係は無いとの専門家の見解ですが、天災の激甚化との関連で不安が残ります。
市民社会を代弁して論議無用の基本的問題提起を盛り込んだ所感をお届けいたします。
1. パンデミックが存在する状況下での五輪開催は本来あっては
ならない。
2.フクシマ事故の処理が終わっていない状況下での再稼働は
無責任・不道徳であり到底認められない。
3. 東京五輪によるフクシマ事故隠し、これに由来する放射能の
危険性無視は未必の故意の構成要件である。
4. 公文書の改ざんは決して許されるものではない。
同様に近代史を教えないのは歴史の改ざんであり、将来必ずや
是正を求められる。日本は国家も民族も侵略戦争・戦争犯罪を
認めず、 反省せず、近隣諸国と和解せず、世界から尊敬されて
いない。
5. 国会答弁で度重ねて嘘をついても、根拠のある国会開催の要求を無視しても責任を問われない現状は是正する必要がある。
6. 原子力規制委員会についてこれまで指摘されている問題点の
総括が急がれる。
7. 日本の歴史的使命である核廃絶への入り口である
国連倫理サミットを開催して脱原発の国際化を実現することは
緊急の課題である。
何が起こるかわからないこの世ですが、長期的には市民社会の良き思いは天が助けるものと信じます。