Vol.274 2022/03/04
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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米ロ対立の間隙を縫って新たなビジネスに励むイーロン・マス
ぶっちゃけ、今や世界1の大富豪の座を射止めたイーロン・マスク氏ですが、ビジネスチャンスを嗅ぎ分ける嗅覚はますます冴えているようです。
多くの人々ウクライナの地上で激化する戦争に気を取られている中、彼の目は宇宙に注がれています。
何しろ、「国際宇宙ステーション」はロシアが実質運用しているのです。
アメリカのNASAは財政難を理由に、宇宙ステーションも地上から宇宙飛行士を送り迎えするロケットもすべてロシア頼みになっています。
そのため、今回のようなロシアとアメリカの緊張関係が高まれば、その影響は即、宇宙ステーションにも及ぶわけです。
実は長期滞在を終え、地球に帰還する予定だったアメリカ人宇宙飛行士マーク・ヘイ氏ですが、搭乗するはずだったのはロシアのソユーズという宇宙船でした。
ところが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を受け、アメリカはロシアとの関係を遮断することになってしまいました。
それ故、355日以上、国際宇宙ステーションに滞在してきた
ヘイ氏は一体どうすれば良いのか、困っているようです。
国際宇宙ステーションはアメリカとロシアが共同で運行しているのですが、地上と結ぶ飛行はロシアに頼ってきたからです。
ロシアの宇宙開発庁のロゴージン長官は「アメリカがロシアへの経済制裁をちらつかせているようだが、それならこの宇宙ステーションをアメリカ本土に衝突させても構わないが、それでもいいか」とまで脅しをかけてきました。
これにはアメリカ政府もたじたじです。
そこに彗星のように「助け舟」を出してきたのが、ご存知
「スペースX」の創業者でもあり、世界最大の電気自動車メーカー「テスラ」の社長のマスク氏でした。
何と、「わが社のスペースXを提供します。ご安心下さい」というわけです。
マスク氏は既に通信ネット環境が破壊されつつあるウクライナに対して、自前の通信衛星を使ったインターネットサービスを提供すると申し出ています。
それに加えて、宇宙ステーションに取り残されようとしているアメリカ人宇宙飛行士も救出するため自前の「クルー・ドラゴン」を提供すると言うのです。
いやはや、太っ腹の大富豪の言動には世界が驚かされます。
先週末にはスペースXの拠点であるテキサス州で開かれたお祭りに「X」と名付けた幼い息子と、その母親のグリムスを伴って愛嬌を振りまきながら、宇宙への思いを語っていました。
ぶっちゃけ、米ロ対立に嫌気がさせばさすほど、
「火星への移住」を本格化させるに違いありません。
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