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        奥 義久の映画鑑賞記

        2023年1月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2023/01/06「離ればなれになっても」☆☆☆☆

        16歳で出会ったパオロとジェンマ。パオロと親友ジュリオ、リカルドそして恋人ジェンマは毎日共に過ごし青春を謳歌していたが、ジェンマの母が亡くなり叔母とナポリで暮らすことになる。離れ離れになった恋人、親友たちともそれぞれの道を歩むことになるが、運命は再び4人をめぐりあわせる。本国イタリアでは公開されるや大ヒットを記録した作品。ジェンマ役は2010年にダヴィッド・ディ・ドナテッロ最優秀女優賞を獲得したミカエラ・ラマッツォッティ。本作でも同賞にノミネートされる演技を見せている。パオロにはキム・ロッシ・スチュアート、リカルドにはクラウディオ・サンタマリア、そしてジュリオ役は国際派スターのピエルフランチェスコ・ファヴィーノが扮している。思春期時代は若手俳優が演じている。音楽を「ライフ・イズ・ビューティフル」でアカデミー賞を受賞した二コラ・ビオヴァーニが担当しているのも見逃せない。久々にヨーロッパ映画の本格的、愛のドラマを堪能した。

         

        2023/01/07「ドリーム・ホース」☆☆☆★

        胸の高鳴り(ウェールズ語でホウィル)を求めて馬主になった一人の主婦と仲間の奇跡の実話。イギリス・ウェールズの谷あいの小さな村で暮らす主婦ジャンは、パートと親の介護の日々を送っていた。ある日パート先で耳にした話から村人たちと共同馬主を始める。彼らの夢を乗せてドリームアライアンスと名付けられた馬は人生をあきらめかけた人々の夢と希望を乗せて走り出す。主人公のジャンには名女優トニ・コレットが熱演している。繁殖牝馬を買い付け、受胎させ名トレーナーの下で育成しビッグレースに勝つまでを描いた本作は馬好きにはたまらない作品である。

        非常宣言」☆☆☆★

        韓国映画界の2大スター、ソン・ガンボとイ・ビョンホンの豪華共演で送る航空機サスペンス。題名の「非常宣言」は危機に面し飛行困難になった時パイロットが不時着を要請することを言う。

        本作は、かつてハリウッドで製作された「大空港」シリーズにバイオテロを組み合わせたノンストップ・エンターテインメント作品といえる。バイオテロに侵され乗客と乗務員が感染し、操縦士が死亡する。副操縦士の病も重くなる。地上では上空の人々を救うための捜査を懸命に行っているが、上空の飛行機内は感染状況の悪化と燃料切れ等、刻刻とタイムリミットが迫って来る。地上での事件を解決しようする刑事役がソン・ガンボ。飛行機の中で副操縦士に代わり操縦する元パイロットにイ・ビョンホンが扮している。地上の対策本部で活躍する国土交通大臣役はカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞した演技派チョン・ドヨンが演じている。ハリウッド映画「大空港」のようなオールスターキャストとは言えないが韓国の看板スターが3人出演して、スケールの大きいサスペンス映画で見ごたえのある作品に仕上がっている。

         

        2023/01/10「ファミリア」☆☆☆★

        「八日目の蝉」「ソロモンの偽証」の成島出監督の新作。在日ブラジル人の生活と国籍・文化の違いを乗り越えて家族として生きようとする人々を描いたヒューマンドラマ。陶芸家神谷誠治の下にアルジエリアでプラント建設の仕事をする息子の学が花嫁ナディアを連れて一時帰国する。3ヶ月後の新しい家族との生活を楽しみにする誠治は知り合ったブラジル人の若者が半グレ集団に追い詰められている事を知る。誠治役は名優役所広司、学に吉沢亮、半グレのボスにMIYAVI、学の嫁とブラジル人の若者たちはオーディションで選ばれた。他に佐藤浩市、松重豊、中原丈雄、室井滋が共演している。演技派の揃った引き締まった画面の中で、現代の日本で暮らす外国人の問題点を鋭く突いた作品が出来上がった。悲劇部分もあるが、暗くならず楽しめる作品に仕上がっている。

        2023/01/13「イチケイのカラス」☆☆☆★

        令和の“月9“NO1視聴率裁判官ドラマの映画化。主人公入間みちおは岡山地裁に転勤。坂間千鶴は他職経験制度で弁護士として隣町で奮戦中。縁のある二人がイージス艦と貨物船の衝突事故をきっかけに顔を合わせる事になり、さらに町の中心企業の工場汚染疑惑が発生する。お馴染みの竹野内豊、黒木華、小日向文世、山崎育三郎のレギュラー陣に齋藤工、向井理が加わった豪華メンバーで送る”職権発動“にこうご期待。

         

        2023/01/14「SHE SAID その名を暴け」☆☆☆☆★

        ハリウッドの大物プロデューサーの性犯罪を暴いたニューヨーク・タイムズ紙の記者の実話を描いた社会派ドラマ。本作の基になった報道はピューリッツア賞を受賞している。主人公の2人の女性記者にはキャリー・マリガンとゾーイ・カザンが扮している。

        「それでも夜は明ける」「ムーンライト」の制作陣が再び傑作を生みだした。

         

        2023/01/17「モリコーネ 映画が恋した音楽家」☆☆☆☆

        500作品以上の映画音楽を作曲した鬼才エンニオ・モリコーネの半生を弟子であり、友でもある「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が描く音楽ドキュメンタリー映画。

        モリコーネ自身が晩年に語った話が中心になっており、いかに映画の内容を理解し作曲したかがわかる。モリコーネのメロディの斬新さがアカデミー賞の審査員に理解されなかったため、2007年に名誉賞を受賞したが、映画音楽としては2016年6回目のノミネート「ヘイトル・エイト」が初受賞した。モリコーネの代表作は1964年、口笛を使ったテーマで注目を集めた「荒野の用心棒」をはじめ、

        1966年「続・夕日のガンマン」(2009年にグラミー賞殿堂入り)

        1978年「天国の日々」1987年「アンタッチャブル」1988年「ニュー・シネマ・パラダイス」1991年「バグジー」等々。90歳で引退するまで映画音楽を愛し続けた。作品数が多いいこともあり、ドキュメンタリー映画としては157分と異例の長さだが、数多くの名曲を聴けるので飽きさせない出来である。

         

        2023/01/20「ヒトラーのための虐殺会議」☆☆☆★

        1942年1月20日ベルリンのヴァンゼー湖畔の大邸宅にナチスの高官15名と秘書1名による会議が開かれた。本作はアイヒマンによって記録された議事録を基に製作された映画である。議事内容はどのようにしてユダヤ人を絶滅させるか。移送計画、強制収容、計画的殺害について話あわれた。この映画は恐るべきナチの実態を体験出来る映画である。

         

         

        2023/01/22「ノースマン」☆☆☆★

        スカンジナビアのある国の王子アムレートは父を叔父に殺され母を連れ去れた。一人脱出したアムレートは復讐を誓い、奴隷になりながらも力を付けていた。主人公アムレートにはアレクサンダー・スカルスサルド、母にニコール・キッドマン、父にイーサン・ホーク、他にウィリアム・デフォー、ビョークが共演している。全体的に色彩を押さえた画面は復讐劇に見るものを没入していく。かつてのハリウッド映画の歴史大作と比較すると小粒だが、歴史エンターテインメント作品としての見ごたえはある。

         

        2023/01/23「エンドロールのつづき」☆☆☆☆

        インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」。

         

        2023/01/25「パーフェクト・ドライバー」☆☆☆★

        近年勢いのある韓国映画が手に汗を握る痛快アクション作品を作りあげた。同時期公開の「ウェストサイドストーリー」「ハウス・オブ・グッチ」を抑えて初登場第1位を記録している。訳あり荷物を届ける「特送」の天才ドライバーのウナはある日やくざに付け狙われる仕事を引き受けてしまった。国家情報院まで巻き込み必死の逃避行を続けることになる。ウナ役は「パラサイト 半地下の家族」の家庭教師役でブレイクしたパク・ソダム、発送人の息子には「パラサイト」では教え子役。今回が2度目の共演となる。命がけのカーチェイスは存分に楽しめる。

         

        2023/01/31「レジェンド&バタフライ」☆☆☆☆

        本作は織田信長が濃姫と出会い本能寺で最後を遂げる33年間を二人の視点から描いた作品。桶狭間の戦い、金ヶ崎の戦い、姉川の戦い等もさらっと流してしまい、二人の会話から当時の戦が描かれといる。人間信長と濃姫のラブストーリーが軸といえる。信長を演じた木村拓哉と濃姫の綾瀬はるかは一生一代の名演である。斎藤工と音尾琢真の特殊メイクは誰が演じているのかわからなかった。

        そして映画全体の構成は「るろうに剣心」の大友啓史監督らしくハイテンポのエンターテインメント作品に仕上げている。

         

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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