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        奥 義久の映画鑑賞記

        2023年7月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2023/07/01「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」☆☆☆☆★

        1980年代のインディ・ジョーンズ3部作と2008年の初老のインディの活躍を経て15年ぶりに最後のインディの冒険を描く。ナチと奪い合った究極の秘宝“アルキメデスの運命のダイヤル”をめぐり元ナチの科学者フォラーと争奪戦を繰り広げる。これぞ、映画といえるエンターテインメント作品の傑作である。ディズニーとルーカスフィルムが組み、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカス、音楽はジョン・ウィリアムズ、お馴染みのテーマ曲“レイダーズ・マーチ”。出演はハリソン・フォードに加えて、マッツ・ミケルセン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラスらの実力派スターが集結。最高のスタッフとキャストが映画の醍醐味を教えてくれる。

         

        2023/07/07「青いカフタンの仕立て屋」☆☆☆★

        モロッコの旧市街サレに住む仕立て屋夫婦の愛の再生の物語。その中でモロッコの伝統衣装カフタンの素晴らしさを伝えている。カフタンの職人ハリムは自らの異常な感情を抑える苦悩と闘っていた。妻ミナは余命僅か、そんな時若い職人ユーセフがハリムに弟子入れする。2022年カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した傑作ドラマは、ミナを演じるルブナ・アザバル、ハリムのサーレフ・バクリ、ユーセフの新人アイユーブ・ミシウィの3人が織りなす人生賛歌である。「モロッコ、彼女たちの朝」に続きマリヤム・トゥザニ監督がモロッコの悪しき法と素顔のモロッコを描いている。

         

        2023/07/09「キャロル・オブ・ザ・ベル」☆☆☆★

        ドキュメンタリーをメインとするオレシア・モルグレッツ=イサイェンコ監督がロシアのウクライナ侵攻を予感したように作りあげた作品。ポーランドのスタニスワヴフ(現在のウクライナ地域)に住むユダヤ人の家の店子としてウクライナ人とポーランド人の家族が引っ越して来る。戦争が激しくなり、ナチスに占拠され、家族たちは戦争に巻き込まれていく。家族を失いつつ3家族の子供たちを守ろうとするウクライナ人家族の母ソフィアの懸命な姿を描くとともに子供たちの美しい歌声を挿入して感動を呼ぶ作品に仕立てている。

         

        山女」☆☆☆

        柳田國男の「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー。18世紀後半の東北の寒村を舞台に、自然に全く無力な人間と村社会の閉鎖性の中で一人の女性がたくましく生きる姿を描いている。主人公の凜を演じるのは注目の若手女優・山田杏奈。森山未来、永瀬正敏、品川徹、でんでん、白川和子らのベテランが脇を固めている。

         

        2023/07/14「トゥ・レスリー」☆☆☆☆

        この映画の見どころは主演アンドレア・ライズボローの名演技。本作は単館上映ながら、主演の演技をグウィネス・バルトロウ、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムスなどの実力派女優たちがライズボローの演技を絶賛。本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。物語はライズボロー演じる、シングルマザーのレスリーの再生の物語。レスリーは19万ドルの大金を宝くじで当選するも酒に使い果たし、行き場をなくしている。息子のジェームスや親友からも見捨てられるが、ふと出会ったスウィーニーの好意からモテルの清掃員の仕事をもらう。再起を図るため懸命に働こうとする。主演女優の演技がB級作品を傑作に押し上げた一作。観賞価値がある作品である。

         

        2023/07/15「マッド・ハイジ」☆☆☆★

        本作は何度となく映像されたり、日本でもTVアニメになった「アルプスの少女ハイジ」のハイジを主人公にしながらエログロなんでもありのB級アクションエンターテインメントである。舞台はスイス・アルプス。美しい山々の風景、ところが冒頭ハイジが裸で黒人青年とからんでいる。黒人の恋人ペーターは表向きはヤギの番人だが密造チーズの元締め。本作のスイスはナチス・ドイツ政権のような独裁政権で大統領の経営するマイリ社のチーズ以外は製造・販売禁止。ペーターは密売犯として殺されてしまう。ハイジは復讐を誓う。この作品の面白いところは、クラウドファンディングで映画ファンから約2億9千万を集めて制作したという。既存の映画会社が絡まない新しいスタイルが話題を呼んだ。エログロ作品のため18歳未満禁止の作品となったが、面白さ保証付き。次回作「ハイジとクララ」の制作も決定という。

         

        2023/07/17「ランガスタラム」☆☆☆★

        「RRR」で世界的ヒット作に主演したラーム・チャランが「役者人生の転換点」と語る伝説の名作。2018年製作作品で南インド国際映画祭の8部門を受賞。物語は農民を搾取するランガスタラム村の村長に対抗して兄クマールが立候補する。クマールを守る弟チッティは難聴というハンデがある。クマールの地道な選挙活動で危機感を感じた村長は刺客を雇いクマールを襲わせる。農村を舞台の搾取問題と選挙戦の社会派ドラマにインド映画ならではの歌と踊りが楽しめるエンターテインメントで楽しめる作品。

         

        CLOSE/クロース」☆☆☆☆★

        第75回カンヌ国際映画祭のグランプリ受賞作。レオとレミは24時間ともに過ごす大親友。中学に入学して、あまりの仲の良さに同級生から「付き合っているの(同性愛の意味)」とからかわれる。

        次第にレオはレミと距離をおき、ささいなことから大喧嘩となる。ある日レミが帰らぬ人となり、レオは喪失感と罪の意識をかかえるようになる。12歳の少年たちを演じたエデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエルはともに映画初出演とは思えぬ名演技を見せている。ラストのレオの振り返った顔のアップでみせる瞳は何を語ろうとしているのだろうか。振り返った先にレミはいないが・・・。

        思春期の想い出が甦るようなドラマである。

         

        2021/07/20「Pearl パール」☆☆☆

        「ミッドサマー」「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のA24が送る初の3部作。前作「X」は老婆の殺人鬼が農家に来た若者たちを殺していく物語で、スティーブン・キングが絶賛したストーリー。本作は「X」の前日譚で夢見る少女がいかにして凶暴なシリアルキラーへと変貌していくかが見もの。巨匠マーティン・スコセッシ監督が「ワイルドで魅力的。我々をもてあそぶ傑作」と評したが、私個人的には親友の死体をバラバラにしたりして気色が悪く前作より★1つ評価を下げました。但し、前作で老婆の殺人鬼を演じたミア・ゴスの小悪魔的魅力は評価したい。現在最終作の「MaXXXine(原題)」が製作中。

         

        2021/07/21「K.G.F CHAPTER1&2」☆☆☆★

        映画産業が盛んなインドのメインはヒンディー語の「ボリウッド」作品。本作はマイナー言語のカンナダ語作品だが、インド全域で大ヒット。続編のCHAPTER2は「RRR」を抜きインド国内の興収NO1になった。日本上映はNO1&NO2の一挙上映。CAPTER1では、金鉱を牛耳るK.G.Fのボスを殺し屋ロッキーが倒すまでを描き、CHAPTER2はK.G.Fを支配下におきインドマフィアの頂点に立つが国を敵に回し、裏切りもあり絶対絶命の危機となる。5時間以上の超大作の一挙観は疲れるが、面白さで何とか乗り越えた。マフィアものの超大作ということで、「ゴッドファーザー」を思い出した。残念ながら「ゴッドファーザー」と比較すると足元に及ばない。

         

        2023/07/23「ヴァチカンのエクソシスト」☆☆☆★

        ローマ教皇に仕えたヴァチカン実在のチーフ・エクソシスト、ガブリエル・アモルト神父の著書「エクソシストは語る」を基に悪魔に取りつかれた人間との壮絶な戦いを描いた作品。1987年7月サンセバスチャン修道院にローマ教皇の命を受けアモルト神父はある少年の悪魔祓いに出向く。悪魔の力は想像以上に強く、祈りの為、悪魔の名前を探し、修道院を本格的に調査をする。そこでアモルト神父が観たものは、中世の宗教裁判の残骸であった。アモルト神父には名優ラッセル・クロウが扮し熱演している。相棒の若き神父トーマスにはダニエル・ゾヴァット、ローマ教皇役でフランコ・ネロが出演している。

         

        2023/07/31「KINGDOM 運命の炎」☆☆☆★

        大ヒットシリーズKINGDOMの第3弾。突如、秦に攻め込んだ趙に対して秦王は王騎を総大将に任命する。信も王騎の下で百人隊の隊長として出陣する。戦闘スケールの迫力など見ごたえタップリの家族で楽しめる作品になっている。気になる点は一つ、信の言葉が相変わらずガキの言葉、戦闘力だけでなく人間的な成長の一面として言葉使いも変わる必要があると思う。王騎の信を呼ぶ時に「童(わらべ)信」、そろそろ童も卒業させて欲しい。出演は信の山崎賢人をはじめ、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、橋本環奈、高嶋正宏のレギュラー陣、第1作で山の民の領主の長澤まさみが2作目では出番がなかったが、今作で顔を見せている。次回ではまた活躍の場がありそうだ。他に、吉川晃司、小栗旬が次回作に登場する顔見世がある。今回の主要メンバーとしては、趙の武将として山本耕史、片岡愛之助、山田裕貴が参加。秦の呂不韋に佐藤浩市、紫夏編の紫夏に杏が演じています。信に倒される片岡愛之助や若き秦王を脱出させるため命を賭けた紫夏役の杏が本作限りは残念ですが、毎回有名俳優が参加してオールスターのエンターテインメント大作になっていく楽しさがあります。

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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