Vol.352 2023/11/10
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イスラエル・ハマス戦争の裏で大儲けを狙う金正恩総書記
ぶっちゃけ、世界の耳目がイスラエルとハマスの戦争に釘付け状態になっています。
イスラエルは「ハマスによる奇襲攻撃への正当防衛の反撃だ」と主張し、ガザ地区への空爆と地上作戦を激化させ、パレスチナ側の死傷者は鰻登りです。
人道回廊の設置や停戦を求めるデモが各地で発生しています。
しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は「ハマスは人間ではない。野獣だ。奴らを地上からせん滅するまで戦争を続ける」と
強気の姿勢。
アメリカのバイデン大統領も、そんなイスラエルを「どこまでも支える。我々は一心同体だ」と、固い絆をアピール。
実は、ネタニヤフ首相もバイデン大統領も国内の支持基盤がぜい弱化しており、「戦時下の指導者」としてのイメージアップによって支持の回復を狙っているようです。
とはいえ、イスラエル国民の76%がネタニヤフ首相の辞任を
要求していることも知っておく必要があります。
そんな中、密かに「チャンス到来」と、ほくそ笑んでいるのが
北朝鮮の金正恩総書記に他なりません。
これまでも北朝鮮は国連の経済制裁の網の目をかいくぐり、
旧ソ連製の武器弾薬をハマスに売りさばいてきました。
10月7日のイスラエルへの奇襲攻撃の際にも、ハマスは北朝鮮製のロケット爆弾を使用していたことが確認されています。
北朝鮮側は否定していますが、イラン経由なのかルートははっきりしないものの、ピョンヤンのF-7手榴弾がハマスの戦闘員によって使われたことは間違いないようです。
「ウォールストリート・ジャーナル」紙も、そうした北朝鮮の
戦争ビジネスについて詳しく報道しています。
最近、北朝鮮は海外に置いていた大使館や領事館を相次いで閉鎖させ始めました。
アフリカのウガンダやアンゴラを始め、スペインの大使館や香港の領事館も次々と閉鎖。
これまで北朝鮮は47の大使館、3の領事館、3つの代表部を
海外に維持していました。
ところが、国内の経済が悪化し、海外の外交拠点の維持費が捻出できなくなったようです。
とはいえ、強気が持ち味の金正恩総書記。
「富を生まない外交使節は無用の長物だ」と言い始め、「しっかり稼げ!」と檄を飛ばすようになりました。
その流れで、ロシアにもウクライナ戦争で使う武器や弾薬を売り込んでいますが、今回のイスラエルとハマスの戦争も、「格好の儲け話」と受け止めているようです。
ロシアへは武器弾薬だけではなく、戦闘員も派遣する意向を示していた金正恩総書記ですから、ぶっちゃけ、今後はハマスの地下トンネルから北朝鮮の兵士が現れるような事態もあるかも知れません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『ぶっちゃけ話はここだけで』バックナンバーが好評につき再販中です!
https://www.mag2.com/archives/0001672202/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★発行元 : 浜田和幸(はまだかずゆき)
★公式HP:http://www.hamadakazuyuki.com
★Blog : http://ameblo.jp/hamada-kazuyuki ★Twitter : https://twitter.com/hamada_kazuyuki
★Facebook:https://www.facebook.com/Dr.hamadakazuyuki
★掲載されているコンテンツの無断転載を禁じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆新著◆「世界のトップを操る“ディープレディ”たち」
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4898318614/
他、全国書店にて好評発売中!
◆ディープな国際情勢を分析◆
「世界の真実、最前線」
https://nicochannel.jp/hamadakazuyuki
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』
購読アドレスの変更等の手続きはまぐまぐ!マイページから
⇒ https://mypage.mag2.com/