◆◇◆ 本郷孔洋のビジネスの眼 vol.726 ◆◇◆
わが道は?
見知らぬ人から道を尋ねられまし た。
「わが道はどこですか?」
答え
「まっすぐ行くと壁にぶつかります。それを乗り越えてください。」
(ジョーク集より)
私は乗り越えられなかったなー(笑)
「含み益ほど、あてにならないものはない!」
(2024年10月10日)
1.その記事を読んだ時の衝撃は、今でも忘れません。
日本中がバブルの崩壊で、まさにその格言を実感した
30年以上前の頃でした。
それ以来、
「含み益は真の利益ではない、キャッシュ化してこそ真の利益」
と思うようになりました。
2.三國 陽夫さん
記事を書いたのは、銀行アナリストの三國陽夫さんでした。
その訃報の記事を読んで、格言を思い出しました。
(『数字と虚心担懐に向き合った信念の「格付けアーティスト」』
週刊エコノミスト 2024年9月24日・10月1日合併号)
3.黒字亡国論
これも三国さんの有名な理論ですね。
「デフレの原因の一つが日本の経常黒字にあると気付いた。」
「なぜ、安定的に経常黒字を計上する日本よりも
経常赤字国の米国が豊かなのか」
「ドルを円に転換せずにアメリカに置いたままにして、
アメリカに自由に使わせた。」
「日本人名義のクレジットカードを
米国人に無制限で使わせているのと同じ」
「結果、購買力がアメリカに移り、日本が長期のデフレに苦しんだ」
(同記事より)
4.円安の一因は、米株式投資
これも、三国理論が当てはまりますかね。
ほんごうでした。