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        奥 義久の映画鑑賞記

        2024年10月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2024/10/05「シビル・ウォー アメリカ最後の日」☆☆☆★

        今、世界の何処かで内戦・隣国との紛争が起こっている中で、かつての世界の警察と言われたアメリカが二つに分断され内戦が起きたらというアイデアから生まれた問題作。サブタイトルのアメリカ最後の日、A24の史上最大の製作費とのキャチコピーを見ると迫力ある戦争エンターテインメント作品を期待してしまう。だが、内容はジャーナリストの視点から戦争の悲惨さを描いているが期待に反した出来栄えである。アイデアはいいのだが政府と西部連合(カリフォルニアとテキサス)の対立意図も明確でない。オープニングの発言で大統領が絶対権力者であり、ファシズムと民主勢力の対立があきらかだから良いとの監督の考えがパンフレットに記載されているが、この対立構造ならアメリカの必要がないと思う。アメリカという大国の悩みと世界観をふまえ、政治家の視点、戦争をしている軍人の視点、ジャーナリストの視点、戦争にまきこまれた一般人の視点等も表現して群像劇の戦争大作にすればアカデミー賞独占の素晴らしい映画が製作されたのではないだろうか?このテーマは起こりえないとは言えないから。唯一の救いはA24作品らしく問題提起と渋いながらも主人公にカンヌ国際映画祭で最優秀女優賞のキルステン・ダンストと新進気鋭のケイリー・スピーニー(本作後「プリシア」「エイリアン ロムルス」の主演でブレイク)が共演していることだろう。批判めいた感想になったが、一見の価値はある。

         

        ビートルジュースビートルジュース」☆☆☆★

        鬼才ティム・バートン監督の最新作。本作は死後の世界のキャラクターをCGを使わず手作りで撮影したバートンのこだわり満載のホラーコメディである。ビートルジュースの名前を3回呼ぶと死後の世界から現れる。彼は人間界への移住をしたいと考えているて、ビートルジュースは目的を達成するために霊媒師のリディアと結婚しようとする。そんな時リディアの娘が死後の世界に連れ去られる事件がおきる。リディアはビートルジュースに娘を助けてくれたら結婚すると約束する。そこにビートルジュースの元妻のドロレスも現れ、ハチャメチャな騒動になる。ビートルジュースにマイケル・キートン、リディアにウィノナ・ライダー、ドロレスにはモニカ・ベルッチという芸達者の競演にも注目。

         

        2024/10/13「憐れみの3章」☆☆☆★

        「哀れなるものたち」でアカデミー賞4部門を受賞したヨルゴ・ランティモス監督が再度エマ・ストーンと組んで作り上げた問題作。本作は題名通り3章構成で作られている。「上司の命令に背いた男が人生を取り戻そうと格闘する物語」「遭難した妻が奇跡的に帰還したが、他人でないかと疑う被害妄想の警官の物語」「教祖のために特別な能力を持つ人物を探す女の物語」この全く異なるストーリーをメインキャストのエマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーのヨルゴス組のキャストが違ったキャラクターを演じる事と一部の同一キャラが参加することにより、関連性があるように思えるヨルゴス・マジックの映画である。ヨルゴス組初参加(1章と2章の主人公役)のジェシー・プレモンスが本作でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を見事に獲得したことでヨルゴス作品の賞受賞が継続されたことを付け加えておく。

         

        2024/10/14「室井慎次 敗れざる者」☆☆☆★

        伝説の大ヒット作品「踊る大捜査線」の準主役のキャリア管理官・室井慎次を主人公にした最新作。2部構成で1部は青島との約束が果たせず警察を退官した室井が故郷の秋田に帰り、犯罪者の子供たちの里親をしながら静かにくらしていた。ある時室井の住まいの近くで死体が見つかり、過去の事件関係者という事がわかる。同時に猟奇殺人犯の日向真由美の娘・杏が現われ、室井に事件が迫ってくる。柳葉敏郎扮する室井に本作でからむのは、松下洸平、福本莉子、踊るシリーズから筧利夫、真矢ミキ、甲本雅祐らのメンバーである。回想シーンでは青島役の織田裕二やいかりや長介たちの姿も見られるのは嬉しい。

         

        2024/10/18「サウンド・オブ・フリーダム」☆☆☆☆

        子供を売買する犯罪組織に挑んだ連邦捜査官ティム・バトラーの実話を映画化した作品。米国内では末端の被害しか解決出来ない事からバトラー捜査官は上司の許可を取り、南米コロンビアに単身向かう。地元警察や訳ありも前科者の協力を得て、自らの命の危険も顧みず犯罪組織の本拠地への潜入をする。本作でバトラー捜査官を演じたジム・カヴィーゼルはエンディングロールで本作の描いた児童人身売買の実態を語り、観客への協力も呼び掛けている。児童誘拐ビジネスの市場規模は年間1,500億ドルと言われている。このビジネスの主要顧客が米国で小児性愛と虐待がメインであることから制作後に公開されるまで5年が経過してしまっている。公開後賛否両論があったが、2023年の公開初日興収は「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を抑え第1位となり、年間興収も全米TOP10に入っている。ヒットした要因はテーマだけでなくエンターテインメントとしても上質な出来ばえであることを証明しているので、ぜひ、映画館に足をはこんで欲しい。

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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