◆◇◆ 本郷孔洋のビジネスの眼 vol.747 ◆◇◆
10杯のビール
パリのビストロで。ドイツ人はイライラしている。
通りかかった店員に文句を言った。
「いつになったらビールが出てくるのかね。
もう10回も注文しているんだぞ!」
「かしこまりました。すぐですよ、お客さん。」
店員は奥に向かって叫んだ。
「ビールを10杯、10杯ね!」
(ジョーク集より)
たまたま、コンビニで、スマホしか持ってなくて、
その時、なぜか電子マネーが使えませんでした。
買い物ができず、すごすご、帰ってきたことがありました。
高速道路で、ETCが機能せず、大渋滞を見るにつけ、
IT一本化ぶりはあぶないな と、再認識しました。
マイクロマネジメントの時代かな?
(2025年4月24日)
1.ビジョンは壮大なのに、マネジメントはミクロ
実はイーロンの管理スタイルは「マイクロマネジメント」です。
彼は自分ですべてを把握して、
自分の感覚でものごとを創造していきたい人。
だから、これだけの規模の会社を管理した経験のある
経営者からすると、イーロンのやり方は、
考えられないくらい「ミクロ」なのです。
(『イーロン・ショック
元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日』
笹本 裕 著 文藝春秋)
2.レイヤーをできるだけ少なくする
3階層のシンプルな組織
『Twitterの組織は、イーロンが入ってきてから3階層になりました。
イーロン、次、そして現場の3階層です。
以前は現場があって、その上にマネージャー、
さらに部長、執行役員、国のトップがいました。
そしていちばん上にCEOが来るという「5階層」だった。
これだとイーロンは、いちばん下の現場感がわからないし、
感じられなくなってしまいます。
だから「真ん中の階層、いらないんだよな」ということで
バカーンと削ってしまったのです。』 (同書)
3.そして、タイミング
「タイミング」に対する勘所のよさ
『それでも妙な「勘所のよさ」が彼にはあります。
「ここだ」と本質を見つける能力は、ずば抜けている。
特にすごいのは「タイミング」の部分です。』 (同書)
私の知っている優れた経営者も時を視ることに敏感です。
ほんごうでした。