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        新型コロナウイルス問題への対応と解決への鍵――縄文道の視点からーー

         


        一般社団法人縄文道研究所
        代表理事   加藤  春一

         

        世界も日本も感染症、新型コロナウイルス問題で、近来にない深刻な問題に直面している。
        最新のニューズウイークに寄稿された世界エイズ、結核、マラリア対策基金 戦略投資効果局長 國井 修博士によると、「人類と感染症は戦いと共存の歴史である」 と
        定義している。以下が博士が挙げた、主な感染症との果てなき戦いの歴史的事例である。(2020年3月17日版 ニューズウイーから抜粋ー)

         

        紀元前429-427年 アテネの疫病(腸チフス又は発疹チフス)人口の25% が死亡
        1347年 黒死病(ペスト)ヨーロッパの人口の3分の1 約7,500万-1億人が死亡
        1509年-1529年 天然痘 麻疹 ヨーロッパの人口 2,000万人 死亡
        1852年-1860年 コレラ  ロンドンで1万人死亡
        1918年-1919年 スペイン風邪 ヨーロッパで2,000万-5,000万死亡
        1969年― 現在まで3,200万人 死亡
        2003年― 中国関東州 SARS コロナウイルス  8098人感染 774人死亡
        2014年―ジカ熱  ブラジル コロンビア
        2015年―エボラ出血熱  ―アフリカに留まっている
        2015年―麻疹  世界で1282症例

         

        以上歴史的概観であるが、発生源はヨーロッパ、アフリカ、中国が多い。

        3月12日にはWHOもパンデミックを正式に宣言し、世界中に新型コロナウイルスが拡散している中、「縄文道」の視点から解決への鍵を述べてみたい。
        「縄文道」のコンセプトを簡単に説明したい。2018年1月12日に特許庁から商標登録が認可された。
        日本史の中でも特筆する約14,000年と長期に続いた時代故に梅原 猛 先生が、縄文時代は日本人の文化と精神性の源流と喝破された。
        この縄文時代の文化を形成した縄文人の精神性を現代に蘇らせる為に仮設設定したのが「縄文道」である。大別して普遍的な道と大和の道に分けられる。
        普遍的な道――自然との共生  平和な思想  母性尊重  富の平等性
        これは国連が2015年に発表した17条のSDG思想と一致する
        大和の道―匠の道   日本美の芸術の道  芸道の道   武術の道
        一方、世界的に有名な「武士道」は新渡戸 稲造博士が、紀元前660年の神武天皇
        以降の神道、仏教、儒教・道教の日本人の道徳体系を著したものだ。従って紀元前660年以前の日本人の文化、精神性を著した「縄文道」と連続で捉えて、世界に発信すれば、日本人のアイデンテイテイーを内外に説明しやすいというのが筆者の考えだ。

         

        今回は人類の健康を犯す深刻な感染症という問題で、多くの専門的な医者の防御
        の方法を大別すると以下の通りだ。

         

        ・人体の免疫力 とビールスからの抵抗力を強くする。換言すれば人間の生命力を
        高めることと言える。
        ・人間が沢山集まるところを避ける。
        ・日常的には手洗い、うがい、マスクをつけること。
        ・免疫力は十分な睡眠、バランスの取れた食べ物、特にビタミンC と Dの摂取
        が必要。
        ・体を冷やさない、氷など冷たい飲料は避け、温かいお茶を飲む。

         

        以上の方法から、最大のポイントは如何に免疫力を高めるかが、新型コロナウイルスに
        罹患しない道と言える。
        縄文道の視点から考えると、鍵が縄文人の生活、特に食生活にあると思う。
        縄文人は、考古学、遺伝学等の発達で、現在解明されているだけで,約1,500種類の自然界の豊富な食べ物を食していたと言われる。しかも四季折々旬も楽しんでいた和食の原点でもある。以下大別すると
        貝類-350種類 魚類-250種類  海藻類―90種類 鳥類―80種類
        哺乳類-60種類  その他栗、ごぼう、根菜類

        これらは現代の日本人に和食として引き継がれているが、ビタミンC D 等免疫力
        を高める食べ物を栄養の専門家の意見を纏めると以下の通りである。:
        人参、ごぼう、―根菜類  栗、くるみ、大豆ー堅果類、豆類  アジ、イワシ、サバー
        魚類、あさり、はまぐり・かきー貝類  アワ・ヒエ、そば、うるち米、――穀類、
        ジビエ  のりー海藻類
        まさに縄文時代から引き継がれてきた伝統食を食べていれば免疫力が自然に備わる
        ということだ。

        最後に生命力を高めるためには、縄文道でも提唱している大和の道―特に武術、そして、武術にも影響を与えている禅の影響からくる座禅(瞑想)と組み合わせた、日本人
        独特の静動の精神と肉体の一致が、免疫力、生命力を高めると思う。
        特に日本の武術でも世界で1億人以上が練習して、オリンピック競技にも選ばれ
        縄文人のDNA約30%の沖縄発祥の空手は動の代表で、動きには静もある。
        又現在世界的に女性の保身術として注目され、世界で約140万人も鍛錬に務める
        合気道も挙げられる。
        日本古来の芸道の中で、近年注目されているのが和太鼓の静動のリズムとダイナミズムだ。
        要するに日本には縄文時代から長い歴史に裏ズけられて免疫力=生命力
        を高める様々な方法が民族性の中に備わっていることだ。

        このことは故梅原 猛 先生が喝破した、日本人は縄文時代に培われた力
        復元力、環境適応力、日本化力があるのであらゆる艱難辛苦を乗り越えることが
        出来たと言う論拠を裏つける。

         

        従って、例えば天災の代表の地震も震度7以上の大地震が、歴史的に記録されているだけで416年の允恭地震から東日本大地震まで47回も発生したが、我々祖先は
        乗り越えてきた。
        翻ってみると新型コロナウイルスも一種の天災に近いと言える。
        ということは、日本人は今まで述べてきた縄文時代からの歴史的に蓄積された知恵が凝縮された「縄文道」と「武士道」で日常的に心技体を鍛えているので必ず乗り越えることが出来ると確信する。
        しかも世界に先駆けて第一番に冒頭に紹介の國井博士の主張する「新型コロナウイルスと健康的に共存出来る世界」を世界を実現してもらいたい。

         

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