今週のお薦め作品
「種をまく人」と12月13日公開注目作
11月30日に池袋シネマ・ロサで公開された「種をまく人」は第57回テッサロニキ国際映画祭で最優秀監督賞と主演女優賞の2冠に輝いた。(主演女優賞は史上最年少の栄冠)テッサロニキと言われても、よほど世界地図を知っている方でないと知らない町でしょう。簡単に触れると、ギリシャ北部でエーゲ海に面する港町。アテネに続く第2の都市で世界遺産の指定もある。映画祭は1960年から始まりバルカン半島では最大規模。特に新人監督の発見に力を入れている。その中で「種をまく人」の監督賞受賞は意義のあるものと思う。私の作品評価は鑑賞記で読んでいただく事としたいと思いますので、ここでは竹内洋介監督の名前を憶えてください。残念なことにこの作品の上映は13日までですので、興味ある方はDVDでご覧ください。但し、玄人好みの作品です。
今週の公開(13日)は福岡出張のため、1本も鑑賞していませんので注目している作品名をあげます。フランス映画から2本「再会の夏」「パリの恋人たち」、イギリス映画ケン・ローチ監督の「家族を想う時」最後に日本映画の周防正行監督の「カツベン」です。もう1本先週からの公開作ですが、「雪の轍」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞した監督の新作「読まれなかった小説」も注目作です。