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                                                                   2018/04/06発行

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        世界の最新トレンドとビジネスチャンス

        第106回

        車椅子の物理学者ホーキング博士が遺した気になる未来予測(前編)

         

        浜田和幸

         

        ウェブで読む:http://foomii.com/00096/2018040610000045185

        EPUBダウンロード:http://foomii.com/00096-45713.epub

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         ご存知「車椅子の宇宙物理学者」と異名を取ったスティーブン・ホーキング博士が去る3月14日、イギリスのオックスフォードにある自宅で静かに冥界に旅立った。享年76歳。

         21歳の時、全身の運動機能がマヒする進行性の難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断されたことを思えば、それから51年も生き続けた驚異の生命力の持主であった。

         

         母国のイギリスはじめ、欧州各国の医者を訪ねたが、どこでも「余命2年」との宣告。

        しかし、現代医学に惑わされることなく自らの生命力を信じ、車椅子生活を余儀なくされながらも、意思疎通にはコンピュータの人口音声を駆使して、「ブラックホール蒸発論」を打ち出すなど独創的な研究に偉大な成果を残し、分かりやすい言葉で科学を身近な存在にしてくれた。

        2018年1月8日、ホーキング博士は76歳の誕生日を迎えたが、そのお祝い会の席上でも400人の客人を前に「宇宙誕生の秘密(ブラックホール研究)の最新成果」を語ってくれていた。

        そのメッセージは多くの人々に勇気を与えた。曰く「ブラックホールは皆さんがイメージするような暗黒の世界とは大違い。突き抜ければ、新たな宇宙が待っているはずです」。

         これは彼自身を含めて、身体障害や精神疾患に囚われた人々に対して「常識から自由になれば、必ず苦しみを突き抜ける道が見いだせる」という励ましでもあろう。不自由な肉体というハンディがありながら、世界を駆け巡ったホーキング博士。

         圧巻は2006年、中国の万里の長城に登り、中国の歴史や未来について若者たちと熱い議論を交わしたことであろう。以来、英語と中国語で情報交換を行うサイトを立ち上げ、何と4億5000万人ものフォロワーをゲットしていた。科学を探求する上で、無神論的な姿勢を貫いた点が、中国でも人気を博したようだ。もちろん、日本でも多数のファンを魅了してきた。

         

         セントメアリー教会で執り行われた葬儀には親族、同僚、友人に加え、大勢のファンが集まり、沿道は別れを惜しむ人々で埋め尽くされた。76歳に因んで、教会では76回の鐘が鳴らされた。

        6月にはウェストミンスター寺院に遺骨が納められるという。

        伝説的な科学者アイザック・ニュートン博士のお墓のすぐ傍である。新たな殿堂が生まれることになりそうだ。

        世界中からホーキング博士を慕う人々が訪れるに違いない。まさに、「車椅子のヒーロー」である。

         

         そんな博士を支えたのは最初の妻との間にできた3人の子供たちであった。ホーキング博士の口癖は「宇宙の神秘を解明できても愛する家族がいなければ価値がない」。一時期、妻と離婚し、身の回りの世話を献身的にしてくれた看護婦と再婚したが、3人の子供たちとの面会を快く思わなかった2度目の妻と別れ、結局、最初の妻ジェーンと改めて結婚。娘のルーシーさんによれば、「父は知性も感情も豊かです。身体的には不自由でしょうが、精神面ではタフとしか言いようがありません」。

         

         子供たちには「本当に愛する人と出会うのは得難いこと。「この人だ」と確信できた時には絶対に失ってはダメだ」と言い聞かせていた。そんな子煩悩のホーキング博士が最も危惧していたのは「人類と地球の未来」であった。「今のままでは子供や孫たちが暮らしていけなくなるに違いない」。

         

         地球温暖化、自然災害、新たな病原菌、テロや核戦争の恐れ、

        人類を凌駕する人工知能(AI)の台頭など、すべて人間が生み出した脅威によって「地球も人類もあと100年で終わりを迎える」。そんな予測を次々に明らかにし、世界に警鐘を鳴らしていた。

         最終的には「人類が生き残る道は地球以外の惑星に移住するしかない」との結論に至り、「その準備を始めた」とも語っていた。

        移住するための宇宙旅行に耐えるため、無重力空間を体験した上で、日常的に体力作りに励んでいたものだ。その理由が振るっている。「地球以外の惑星に移住するには20年間の宇宙飛行に耐える必要がある。そのための体力作りが欠かせない」というのである。

         また、地球外知的生命体(ET)との交信にも関心を寄せていた。「人類をはるかに凌駕する生命体との出会いは吉と出るか凶と出るかは定かではない。下手な接触は避けた方が安全だろう」と注意を喚起していた。しかし、宇宙旅行もETとの邂逅も実現することはかなわなかった。

         

         奇しくも彼の命日は相対性理論で有名なアインシュタイン博士の誕生日。そういえば、ホーキング博士の生まれたのは1942年1月8日で、その日はガリレオ・ガリレイの没後300年というめぐり合わせであった。

         

         ホーキング博士の遺言ともいえる「人類の危機」を回避する手立てを今こそ真剣に考える時であろう。ちなみに、生前、同博士は「アメリカのトランプ大統領は実に危険だ。人類や地球を大切に守ろうとする発想が微塵もない。科学の進歩や発見に背中を向け、

        一部の右翼思想に迎合している」と厳しい目を向けていた。

         更には、自国のメイ首相による欧州連合からの離脱決定には

        「イギリスの未来を誤った方向に導くものだ」と猛反発。政治的課題にも臆せず自分の考えをぶつけ続けたホーキング博士の思いを改めて噛みしめたいものだ。

         実は、ホーキング博士は2017年、「人類にとっても地球にとっても厄介な状況が生まれてきた」との見解を発表した。それは北朝鮮による相次ぐ核実験やミサイル発射によって、アメリカのトランプ大統領が「北朝鮮を地上から抹消する選択肢も視野に入れざるを得ない」と、言葉のミサイルをエスカレートしたこと。下手をすれば、地球最後の核戦争もありうるというわけだ。

         それでなくとも、地球温暖化の影響もあり世界各地で自然災害が頻発している。メキシコを相次いで襲う巨大地震やアメリカ本土も水浸しにしたハリケーンなど、枚挙の暇がない。加えて、「リング・オブ・ファイア」と呼ばれるように、環太平洋プレートを構成する各地で火山噴火が収まらない。

         そうした状況を踏まえてのことだろうが、同博士は「人類に残された時間はあと100年。このままでは地球も人類も消滅する。

        生き残るために残された道は他の惑星への移住しかない」との結論に至ったようだ。前の年までは「まだ1000年の時間がある」と述べていたが、2017年6月に放送されたBBCの番組で、このような衝撃的な見通しを公表し、世界を驚かせた。

         たった1年で、「人類の未来は900年も短くなってしまった」というのだから恐ろしい。

         ただ、その理由は聞いてみれば、もっともなものばかり。同博士が最初に指摘したのは、先にも述べたように、北朝鮮とアメリカによる核戦争の脅威。小国の北朝鮮は追い詰められれば、「人類全体を道ずれに」とばかり、保有する核やミサイルをアメリカ本土に限らず、韓国や日本の原発施設や米軍基地に打ち込んでくるだろう。

         

         実は、韓国で稼働中の24基の原発のほとんどは日本海寄り。

        一発でも命中すれば、日本には死の灰が降り注ぐことになる。

        それでなくとも、地下核実験の影響で中国との国境線に近い白頭山は1000年に一度の大噴火の予兆が出ており、中国政府は立ち入り禁止措置を講じ、既に避難訓練を開始しているのである。

        もちろん平昌オリンピックを期に、南北首脳会談や米朝首脳会談への道が開かれ、緊張緩和の可能性も出てきている。しかし、過去の経緯から予測すれば、決して楽観できない。

         

         それ以外にも、地球温暖化、人口爆発、食糧・水不足、新たな病原菌、小惑星の地球衝突等々、ホーキング博士を悩ます危機的現象は止まるところがない。中でも「人工知能(AI)ロボットが人間をせん滅しかねない」との問題提起は大きな話題となった。

         

         

        以下、次号「第107回」に続く!

                        

          

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        著者:浜田和幸

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