知識の杜 通信12月4日 ①原油価格の上昇を加速させるサウジアラビアの政変劇!浜田かずゆき の 『ぶっちゃけ話はここだけで』より ぶっちゃけ、サウジアラビアが前代未聞の危機的状態に陥っている。 「サウジ・ビジョン2030」を掲げ、脱石油政策を推し進めようとするのがムハンマド皇太子である。 30代前半の若き皇太子は「いつまでも石油の上に胡坐をかいていてはならない。いつまでも石油が出るわけではないからだ」との思いから、新たな産業を興すため、世界最大の石油会社アラムコの株式上場を目指している。 その上場益を新産業の育成に投じようという魂胆がにじんではいるのだが。 問題はどこで上場するかだ。 ニューヨーク、ロンドン、上海、そして東京がしのぎを削って誘致合戦を展開している。 そんな折、ムハンマド皇太子は11人もの皇太子を逮捕、拘束したのである。 その中には現職の国務大臣が4人も含まれていた。 加えて、サウジアラビアで最も著名な投資家まで逮捕してしまった。 彼らの罪状は「汚職」。 これにはサウジ国内のみならず世界の金融界が唖然となった。 ムハンマド皇太子とすれば、「サウジアラビアの未来にとって既得権の上に胡坐をかいているような強欲な皇太子を一掃しよう」ということに違いない。 とはいえ、サウジアラビアには3000人を超える皇太子がいる。 今回、権力をはく奪された皇太子の中には国家警察や経済担当の大臣として我が世をおう歌していた人物も含まれている。 ワリード・ビン・タラル皇太子はサウジ最大の王室ファンドのオーナーであった。 ツイッター、シティバンク、フォーシーズンズホテルの最大株主でもあり、アメリカのメディアや政界にも大きな影響力を行使してきた存在だ。 そうしたサウジ経済を代表するような皇太子を次々と逮捕し、彼らの資産を凍結してしまった。 「新たな国創りには腐敗の温床を根絶やしにせねばならない」。 その思いは国の未来を案じてのものだろうが、サウジアラビア国内では不安と恐れが渦巻いている。 ぶっちゃけ、サウジにとってはまさに「文化大革命」といえそうだ。 拍手喝采し、既存の権力構造を打破しようと動き始めた若者も多い。 しかし、これまで権力の座にあった軍や治安当局者の中には早くも反旗を翻す動きも。 こうした政情不安は世界的な原油高をもたらしつつある。 サウジの原油に依存する度合いの高い日本にとっては「石油パニック」の再来が懸念される。 ②GOLF日本シリーズJTカップ・宮里優作選手が優勝して、今年の賞金王となった 選手会長としての賞金王は史上初の事。今年引退した妹の宮里藍も「自分の兄が日本で1番だなんて、こんな幸せな事はありません」とコメントしていました。 知識の杜 通信12月11日 ①トランプ大統領のアジア歴訪に合わせて実施された北朝鮮の避難訓練: 目的はアメリカとの戦争か白頭山噴火への備えか? 浜田和幸 鳴り物入りのトランプ大統領のアジア歴訪。 前代未聞の12日間に及ぶ外遊の最大の狙いは北朝鮮の核の脅威をいかに封じ込めるか、その方法をアジア諸国の首脳と協議することであった。 最初の訪問地の日本では安倍首相との間で強力な連携プレーが約束された。 とはいえ、それで北朝鮮の脅威がなくなったわけではない。 北朝鮮の核やミサイルに対抗するため、日本政府は大量かつ高額なアメリカ製のミサイル防衛システムの追加導入を決めた。アメリカの軍需産業にとって、トランプ大統領ほど頼りがいのある存在はこれまでなかった。 韓国でも中国でもトランプ大統領は同行した産業界のリーダーのためにアメリカ製の武器や兵器の売り込みに汗をかいているのである。 行く先々でトランプ大統領は北朝鮮の脅威に言及した。 韓国の国会では「カルトに支配された国。危険極まりない」と北朝鮮を牽制。 しかし、肝心の北朝鮮はそうしたトランプ大統領の言動をあざ笑うように「声だけ大きな犬が叫んでいるようなもの」と、一向に動じる様子がない。 それどころか、アメリカの軍事行動を想定し、過去に前例のない規模での避難訓練を実施。 あくまでアメリカと戦う姿勢を崩そうとしていない。 外国の外交使節やメディアが駐在するピョンヤンでは表立った動きはないようだが、朝鮮半島東部の地方都市を中心に繰り返し住民の避難訓練が行われているという。 こうした地方都市での停電など異常事態を想定した退避訓練はこれまでになかったことである。 韓国の軍関係者によれば、「確かに前代未聞の動きだが、驚くに値しない。 彼らはアメリカの攻撃が間近に迫っていると危機感を募らせているのだから。事態は深刻化している」。 確かに2003年には空襲警報の下、ピョンヤンで避難訓練が実施されたことがあった。 しかし、それ以降、しかも多くの地方都市で大規模な避難訓練が行われたことはない。 トランプ大統領のアジア歴訪にタイミングを合わせるように、アメリカの空母3隻をはじめとする攻撃用艦隊が朝鮮半島周辺に配備されている。これも前代未聞のこと。 金正恩委員長は「これはアメリカによる侵略行為の前触れに他ならない。 われわれにも備えがある。 アメリカ本土を火の海にしてみせる」と息巻いている。 こうしたアメリカと北朝鮮による「言葉のミサイル」が本物のミサイル攻撃に結び付く可能性は否定できない。 誰もが望まない形で戦争は起きる。 そのことを歴史が証明している。 実は、そうした突発的な戦争を想定し、国民への避難訓練を実施しているのは北朝鮮だけではない。 続きは下記WEBサイトで http://chishikinomori.test.aoilo-web02.teamavith.com/article.php?id=753name=13 ②先週は、とんでもない事件が起きました、富岡八幡宮の宮司家族による事件、神様に使える家の人間が姉を殺害するという悲惨な事件が起きた、どう考えてら良いのか? 自分が宮司を解任された事が原因のようだが、そもそも、神社は誰の為に有る物なのでしょうね??? あと、3週間でお正月を迎えるのに、初詣のご利益は有るのでしょうか??? 筆者の、青春の思い出の地で起きた事件なので複雑な思いです。 知識の杜 通信12月19日 ①トランプ米国大統領が「イスラエルの首都をエルサレムと認める」発言で、 中東は大混乱となり、死者も出る状況になっています。 熟慮に熟慮を重ねた発言と思いますが??????? 中東での水面下の交渉がなされているとの情報もあるので??? 自分ファーストの発言で無い事を願います。?????? ②先週BSフジテレビにて、辻井伸行・NYセントラルパークでの野外コンサートを見ました。 100年以上の伝統あるコンサートに初めて、日本人演奏家が主役となりました。 オルフェウス室内管弦楽団との、絶妙なバランスで、屋外コンサートのせいか、のびのびとして、 自由な解放された演奏で、聴衆の心を引きつける演奏でした。 NYは辻井伸行にとってデビューの場所でもあり、NYの人々の心をしっかりとらえた事と思います。 これから更なる進化をして、どの様な演奏家に成長していくか、楽しみですね????? 知識の杜 通信12月25日 ①2017年(平成29年)もあと1週間で終わりですね。 今年も、様々なニュースが、メディアで取り上げられましたが??? あんなに騒がれた事象等々、すでに忘れられているものも多々ありますね??? 伝えられた側が、それをどの様に、咀嚼して判断するかは、個々に違うと思いますが??? 何が、正論であるのか、判断出来る様、日頃から努力していきたいものですね??? 知識の杜も、それぞれの分野で活躍されている方々の、幅広いご意見、情報を掲載させて頂きます。 この1年間ご愛読いただきまして、ありがとうございました。 世界中の指導者の、人間としての良識を信じて、新しい年を迎えたいと思います??? 皆様、良いお年をお迎えください。 来年も宜しくお願い申し上げます。 次回は1月8日の配信となります。