Vol.034 2016/12/02
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
【今週の目次】
1.スノーデン曰く、トランプ勝利はロシアのハッキングのせい
2.安倍総理のトランプ次期大統領へのプレゼントの効果?
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1.スノーデン曰く、トランプ勝利はロシアのハッキングのせい
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ぶっちゃけ
ロシア亡命中のエドワード・スノーデンの爆弾発言にはびっくりさ。
日本では無視されているけど、民主的とは名ばかりな選挙のあり方を明らかにした大問題だね。
NSAやCIAで働いていたスノーデンによれば、世界中の選挙で不正が行われているのは毎度のこと。
特に電子投票の場合には、簡単に外部から票の操作ができてしまうらしい。
彼に言わせれば「民主主義なんて美しい幻想。世界は1%の権力者によって支配されている」というから恐ろしい話。
その実態を暴露したせいで、アメリカからロシアに亡命せざるを得なくなったスノーデン。
今回のアメリカの大統領選挙も例外ではなく、不正のオンパレードだったというね。
というのは、ヒラリー陣営は戸籍制度のないアメリカの盲点を生かし、死人を多数、民主党員に登録させ、自分に投票させたり、電子投票装置のソフトウェアを操作し、自分への投票が増えるような仕掛けを講じていたというんだから。
これでヒラリーの圧勝が決まっていたはずだったのに、土壇場でヒラリーの反ロシア政策に怒ったロシアのハッカーが介入し、トランプへの票が増えるように、より高度なマルウェア─で操作したというわけさ。
勝敗を決したウィスコンシン州では、ヒラリーの票が3万票もトランプに書き換えられたというね。
これはアメリカの学者で構成する電子投票独立調査グループ(AAVF)の報告でも指摘されていること。
紙による投票が行われた地域と電子投票の地域でのヒラリー獲得票数が不自然に違い過ぎていたことも判明。
ウィスコンシン州ではトランプが2万7000票の差をつけて勝利したことになっていたけど、もしロシアのハッカーによる操作がなければヒラリーが勝っていたらしい。
こうした指摘を受け、ヒラリー陣営では他にも疑わしい結果が出たとされる、3つの州の票の再確認を求めているんだね。
そういえば、ブッシュとゴアの時もフロリダ州での票の集計を巡って裁判で争う事態に発展したことがあったよね。
確かに、今回の選挙期間中にはSNSや独立系メディアではロシアが情報源と思われるヒラリー批判が目立っていたもんだ。
さてさて、スノーデンの爆弾発言がどこまで影響するものか。
じっくり見極めたいね。
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2.安倍総理のトランプ次期大統領へのプレゼントの効果?
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ぶっちゃけ
50万円のゴルフ用のドライバーをプレゼントして、どんな効果があったのかな。
去る11月17日、ニューヨークのトランプ氏のマンションを訪ねた安倍総理。
アメリカの次期大統領に会うことになった最初の外国首脳ということで世界から注目を集めたようだね。
しかも、外務省に用意させたお土産は本間ゴルフ製の金色のドライバー。
トランプ氏が大のゴルフ好きで、自ら数多くのゴルフ場を経営していることに注目しての選択だったことは容易に想像できる。
確かにトランプ氏は閣僚人事についても、これはという候補者を自らのゴルフクラブに招いて面談するほどのゴルフ狂。
ゴールドがシンボルカラーのトランプ氏にとって、嬉しい贈り物であったことは間違いなさそうだね。
ところが、ビジネスに疎い外務省の弱点も明らかになってしまった。
この本間ゴルフは2005年に倒産し、中国に買収され、今では中国人の社長の下で経営されている中国企業なのさ。
そのため、中国のメディアはこぞって「安倍総理は中国のゴルフ会社の製品を高く評価し、アメリカの次期大統領にプレゼント」と連日、大報道する有様。
10月には香港の株式市場に上場したばかりの本間ゴルフにとっては、格好のPR材料を手に入れたことになるね。
実は、トランプ氏は選挙期間中、中国を「為替操作国だ」とか、「知的財産権を守らない不法行為の常習犯」とか、ことあるごとに批判を繰り返してきたもの。
それだけに、日本の総理からのプレゼントが中国の会社のものだと知れば、どんな顔をするだろうか。
もちろん、トランプ氏は中国を始め、インドやサウジアラビアなど世界中に自らのホテルやリゾートを経営しており、中国ともビジネス上の付き合いは長いので、別段気にはしないかも知れないけど、わざわざ中国の会社のお土産を持参するセンスには疑問を感じたんじゃないかな。
追い打ちをかけたのが、安倍総理による「トランプ氏はまだ大統領に就任していないので、お土産代は自分のポケットマネーで出した」との国会答弁。
なんで、そんなことをわざわざ言う必要があったのかな。
億万長者を前にして、50万円にやたらこだわるようでは、この先、まともな交渉は期待できそうにないよ。
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