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        Vol.053 2017/05/12

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        浜田かずゆき の
        『ぶっちゃけ話はここだけで』

         

        【今週の目次】

         

        1.なぜ北朝鮮は制裁を受けても経済成長を続けているのか

         

        2.ロシアの介入を吹き飛ばし当選したフランスの新大統領

         

         

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        1.なぜ北朝鮮は制裁を受けても経済成長を続けているのか

         

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        ぶっちゃけ、北朝鮮についての情報は尾ひれがつき過ぎている。

         

        「経済的な困難に陥っており、中国からの援助や支援がなければ、いつ崩壊してもおかしくない」とか「残虐非道な独裁者が3代も続いており、国民は自由もなく、いつ強制労働所に送り込まれるか恐れおののいている」といった類である。

         

        確かに、世界中でも稀にみる情報鎖国状態を堅持する国であることは間違いない。

        しかし、国際社会が経済制裁を強めれば、自滅せざるを得なくなるので、核やミサイルの開発を断念するはずだ、という見方は余りにも単純過ぎよう。

         

        なぜなら、日本をはじめ、世界各国が経済制裁を続け、最近では中国までもが石炭の輸入をストップするなど、北朝鮮への締め付けを厳しくするようになっているが、金正恩体制は一向に傾く兆しが見えないからだ。

        それどころか、北朝鮮経済は明らかに拡大路線を歩んでいるようだ

        先月末の「ニューヨークタイムズ」の報道でも、「年率4%の成長」というではないか。

         

        ぶっちゃけ、脱北者の証言や衛星写真などの情報を突き合わせると、意外な北朝鮮の実態が浮かび上がってくる。

         

        例えば、これまで禁止され、厳格な取り締まりの対象になっていた「自由市場」が各地に誕生し、国民の経済が活発化している模様が見て取れる。

        自動車の個人所有も増えており、ピョンヤンには自動車の洗車サービスで生計を立てている個人営業主も登場しているほどだ。

         

        マンハッタンに模した「ピョンハッタン」(ピョンヤン中心部)には西側風のブティックやレストランも相次いで開店。

        驚くなかれ、美容整形クリニックも富裕層の女性たちを引き付けているという。

        とはいえ、これらはまだまだ小規模に過ぎない。

         

        実は、北朝鮮には知られざる3大産業が存在している。

         

        第一は、労働者の海外派遣だ。

        陸続きの中国、ロシアは言うに及ばず、遠く、中東やアフリカにも大勢の労働者を建設現場や農場へ送り込み、外貨獲得に当たらせている。

         

        第二は、金(ゴールド)の輸出である。

        中国との国境線近くには鉱物資源(レアメタル)が豊富に眠っているが、中でも金鉱山は最大の外貨獲得源になっている。

         

        第三が、最近急増している麻薬に他ならない。

        中国に限らず、欧米の医薬品業界からの引き合いが絶えないようだ。

         

        現在、北朝鮮と国交を結んでいる国は110を数える。

        韓国で新たに誕生した文在寅(ムン・ジェイン)政権も中国と歩調を合わせ、金正恩との対話を模索する姿勢を鮮明に打ち出している。

         

        抜け穴だらけの経済制裁という幻想から目覚め、冷静な北朝鮮政策を追求する時が来ている。

         

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        2.ロシアの介入を吹き飛ばし当選したフランスの新大統領

         

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        ぶっちゃけ、土壇場の逆転劇は不発に終わったようだ。

         

        事前の予想通り、フランスではエマニュエル・マクロン氏が

        新大統領に選ばれた。 

         

        対立候補のルペン女史は極右として知られ、アメリカのトランプ大統領からも、ロシアのプーチン大統領からも物心両面にわたって支援を得ていた。

         

        特に、ロシアからは選挙資金の提供に加え、サイバー部隊による相手陣営への妨害工作が繰り返されていたため、アメリカの大統領選挙でトランプ候補が勝利したような「想定外」が起こるのではないかと世界が注目していたが、そうは問屋が卸さなかった。

        確かに2ケタに迫る失業率や犯罪の急増への不満や不信を感じる有権者が多かったことは間違いないが、「EU離脱」や「イスラム排除」を強硬に訴えるルペン女史の過激な主張には、それ以上の不安を感じた結果であろう。

         

        プーチン大統領は「自分たちはアメリカの選挙にもフランスの選挙にも介入していない」と関与を否定しているが、ヒラリー・クリントン候補やマクロン候補の選挙対策本部がロシアのハッカー集団に繰り返し攻撃を受けていたことは否定の仕様がないだろう。

        とはいえ、65%対35%の得票数の差はいくらロシアの精鋭ハッカー部隊といえども覆すことはできなかったようだ。

         

        では、政治経験も3年と短く、選挙に臨んだのは初めて、というマクロン候補の勝利の要因は何だったのか。

        「フランスをEUの中心に据え、新たな自然再生エネルギー政策を実現し、雇用を拡大する」との訴えも、現実的と受け止められたようだが、最大の要因は「25歳年上のブリジット夫人」であろう。

        高校時代の先生であり、演劇部の顧問として公私にわたり指導を重ねてきた存在だ。

         

        マクロン氏が経済大臣を務めていた3年間も常に会議に同席するという親密ぶり。

        今回の初陣に当たっても、立ち居振る舞いから演説の内容に至るまで、マクロン氏の一挙手一投足に目を光らせてきた。

         

        ぶっちゃけ、息子といっても可笑しくない年齢差のカップルだ。

         

        しかし、この熱愛ぶりが話題となり、無名のマクロン氏の人気を高めたことは間違いない。

        祝勝会の場でも、マクロン氏は「この勝利は妻のお陰」と述べるや、会場からは「ブリジット!ブリジット!ブリジット!」と、彼女を名前の連呼する歓喜の声が鳴り響いた。

        日本では見られない政治ドラマといえよう。

        6月にはフランス議会の選挙が行われるが、「毛沢東から学んだ」と公言するマクロン旋風の行方が気になるところだ

         

        ★発行元 : 浜田和幸(はまだかずゆき)
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