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        Vol.068 2017/09/01

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        浜田かずゆき の
        『ぶっちゃけ話はここだけで』

         

        【今週の目次】

         

        1.メイ英国首相の初来日:本国では英国脱出者が鰻登り

         

        2.中国最大の湖で水量が急続する恐ろしい理由:“人工降雨”

        大作戦

         

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        1.メイ英国首相の初来日:本国では英国脱出者が鰻登り

         

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        ぶっちゃけ、英国のメイ首相は日本で安倍首相とお茶会や夕食会を楽しんでいる状況ではないだろう。

        なぜなら、EU離脱(ブレグジット)の決定を受け、「英国に未来はない」とばかり、英国籍を捨て、海外移住する国民が急増しているからだ。

        昨年6月の国民投票で、大方の予想を裏切り、英国のEU離脱が決まり、引責辞任したキャメロン氏の後を継いだメイ女史。

         

        当初はサッチャー元首相以来の「新・鉄の女」と期待が寄せられたが、本年6月の総選挙では保有議席の過半数割れに追い込まれた。

        しかも、EU離脱交渉は思うようにいかないまま。

         

        「弱り目に祟り目」のごとく、ロンドンでの低所得者用高層マンションでは大火災事故が発生。

        被災現場に足を運んだのは事故発生後3日も経ってから。

        そのことで、被災者からもメディアからも総スカンを食らうことになった。

        はたまた、マンチェスターでのコンサート会場を襲ったテロの後も、あちこちでテロの収まる兆しが見えない。

        そうした英国の状況に嫌気のさした国民の間では、「英国脱出」がブームになりつつある。

         

        昨年6月以降、英国から海外に移住した「脱出組」は10万人を突破。

        彼らの言い分は「英国は人種差別の国になった。寛容性が失われ、皆が自己中になりつつある」「これでは英国に未来はない」といったもの。

         

        政府の統計によると、本年3月までに英国にオサラバしたEU国籍の人数は12万人を超えた。

        また、その間、英国から海外に移住した英国人は13万4000人。

        前年同時期と比べて、8000人も増えている。

        既に25万人近くが英国籍を捨てたことになる。

        こうした英国内部崩壊の流れをメイ首相は食い止めることができるのだろうか。

        日本企業も野村証券がロンドンから撤退を決めるなど、脱英国の流れが出始めている。

         

        メイ首相はこの8月30日からの訪日で、安倍首相はもちろん日本企業に「英国に留まってほしい」と訴えているが、その効果はいま一つのようだ。

         

        ぶっちゃけ、自国民に見限られるようでは、当然かも知れない。

        英国の輸出入に占める日本のシェアは2%に満たない。

        とはいえ、日立製作所は鉄道本社を英国に設けているし、トヨタや日産も英国で欧州市場向けの車を生産、輸出している。

        日本企業の不安を払拭できるものかどうか、大いに気になる。

         

        「新・鉄の女」の先行きは厳しいと言わざるを得ない。

         

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        2.中国最大の湖で水量が急続する恐ろしい理由:“人工降雨”大作戦

         

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        ぶっちゃけ、中国の環境対策には驚かされる。

        この夏、中国の西端に位置する青海省を訪ねた。

        青海省を訪ねたのは、「中国最大の湖である青海湖が変身している」とのニュースに接したからだ。

         

        海抜3200メートルにある周囲360キロの内陸塩湖であるが、数年前まで水量が激減し、「このままでは干上がってしまう」との恐れが出ていた。

        地球温暖化の影響もあり、1960年代には108もの河川が湖に流入していたが、2005年になると23に激減し、河口部の85%が干上がってしまい、水位の低下が危機的となった。

         

        ところが、この数年、青海湖の面積が急速に拡大し、2005年と比べて湖の面積は100平方キロメートル以上も広がり、現在は過去最大の4436平方キロメートルになったという。

        なぜだろうか?

         

        習近平国家主席の鶴の一声で、「青海湖を環境保護の先進地域にすることが決まった」というのだ。

        そして、人工降雨の技術をフルに活かして、夏場の降水量を飛躍的に増やしたとのこと。

         

        確かに目の前に広がる湖は地平線の向こうまで続き、あたかも大海のようである。

        そういえば、中国では砂漠化がもたらす水不足を補うため、国家気象局がヨウ化銀を搭載した小型移動式ロケットを打ち上げ、世界最大の人工降雨オペレーションを展開したもの。

         

        北京オリンピックの開会式を晴天の下で挙行するため、北京に近づく雨雲にヨウ化銀を含む小型ロケットを1100発以上発射し、事前に雨を降らせた。

        その効果は抜群で、開会式も閉会式も快晴に恵まれたことは記憶に新しい。

         

        現在、中国は巨額の国費を投入し、世界一の人工降雨大国の道を突き進んでいる模様。

        その成功事例が、青海湖というわけだ。

        「湟魚」と呼ばれる小ぶりの魚が特産品であるが、かつては絶滅の危機に瀕していると言われていたにもかかわらず、間近に群れをなして泳いでいる姿を確認できた。

        しかし、人工降雨のために大量に放出されているヨウ化銀が動植物に影響を及ぼさないはずはない。

        監視員の説明では「青海湖に生息する鳥の種類は増えている」とのことだが、食物連鎖の観点から心配になってしまう。

         

         

         

        ぶっちゃけ、「獲れたて」という湟魚を食べたが、そのことが気になり、いま一つ鮮魚の味を満喫できなかった。

         

        ★発行元 : 浜田和幸(はまだかずゆき)
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