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        ソムリエの追言 93

        「体が求めるワイン ~複数ワインの飲みくらべ~」

         

        ワイン皆さんは普段自宅でワインを楽しむ時、どんな風に飲んでいますか?

         

        道上はつねづね、同じワインを一年間通して飲む事を推奨しています。

        そうする事によって季節感、その日の体調、または一緒に食べる料理によって同じワインの味わいが これほど違うものかという事に気づき、自分の中にワインの基準のようなものが出来てくると言います。

        このようなワインの真髄、ワインをこよなく愛し、楽しむ飲み方ではないかもしれませんが、もっと知識を持ちたい、あるいはソムリエになりたいという方にはこういった飲み方もあります。

         

        【複数本のワインを同時に飲む】

        ちょっと変わった飲み方かもしれませんが、ワイン同士を直接比較して飲む事で、それぞれの違いや共通点を知る事につながり、そこからワインの個性が見えてくる事もあります。

        これはあくまでも先ほどの様にある程度の基準を分かった上でのほうが良いかと思います。

         

         

        「1日に何本も開けるなんて、もったいない!」と言う意見もありますが、飲み残したワインはなるべく酸化しないように空気を抜いて、冷蔵庫で保管すれば3日間ぐらいは美味しく飲めます。

         

        1日、2日、と時間をかけて飲む事で、そのワインの違った一面も見えてきます。2日経っても美味しいワインは、味に安定性があるという事なので、たくさん買って寝かせておいても大丈夫かなという一つの目安にもなります。

         

        複数のワインを選ぶ時のポイントは、

        ①2本を目安に、多くても3本ぐらいまで

        ②金額はなるべく同じぐらいの価格帯で

        ③なるべく似たタイプ、同じ品種などの共通項を持ったワインから

         

        飲み比べとは言え、一度にあまりたくさん開けてしまうと、特徴や違いをしっかり憶えるのが難しくなってしまいます。

        それこそたくさん開けすぎて一週間経っても飲みきれなかったなんて、 悲劇以外の何物でもありません。

         

        また、 値段は2,000円とか2,500円ぐらいのもので十分ですが、なるべく同じぐらいの価格帯から探すようにした方が、偏見なく飲み比べができると思います。選んだワインの金額に大きな開きがあると、どうしても「高いワインだから美味しい!」という先入観にとらわれてしまうものです。

         

        最後に、私はこういう飲み方をする場合、なるべく似たタイプの

        ワインを選ぶようにしています。ソムリエ試験を志した頃、葡萄品種の特徴を知ろうとして、サンテミリオンのメルローと

        カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンとオーストラリアの

        シラーズと・・・というような飲み合わせでそれぞれの違いを探ろうとした事もありました。

         

        それぞれワインの違いは分かりやすいのですが、その違いが葡萄品種による違いなのか、国による気候の違いなのか、はたまた畑の土壌や地勢、造り手による違いなのか・・・まったく理解出来ませんでした。

         

        似たようなもので、試験対策用に国も品種もバラバラの12本セットを買って後悔した経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

         

         

        その葡萄品種の特徴を知りたければ、例えばサンテミリオンの

        メルローとカリフォルニアのメルローとオーストラリアのメルローを飲み比べて、そこで共通して感じられる特徴こそがメルローの個性だと言えます。

         

        逆にそこで感じられる違いは、別の要因から来ていると推測できるので、次回飲む時には同じ産地のもの同士や、同じ造り手のもの同士といった具合に、共通項を変えながらワインを選んでいけば、その国の特徴、土壌の個性、造り手による違いなどの理解に役に立つ事もあります。

        ちなみに道上はよく同じ年代の異なった産地のワインを同時に飲み比べる事をよくやったそうです。

         

        こうして何度か飲み比べをしていると、色々なワインの違いはもとより、自分自身の好みのワインがはっきりと分かってきます。なぜなら複数のワインを平均的に飲み進めているつもりでも、結局自分が一番気に入ったワインが真っ先に無くなってしまうからです。

         

        美味しい物を「食べたい」「飲みたい」という人間の本能は本当に不思議なものですが、自然と体が求めるような、ワインが発見出来るかもしれません。気に入ったワインが見つかったなら、後はその1本を軸として、そのワインを飲み続ければ、自分に合った「ワインの基準」が自然と出来てくるのではないでしょうか。

         

         

         

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