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        奥 義久 の 映画観賞記

        2019年8月 

         

        19/8/1      「北の果ての小さな村で」                          

        北極に位置する国グリーンランド元デンマークの植民地。この東部の

        小さな村にデンマーク語を教える為にアンダース教師が1年間派遣される

        ことになる。アンダースは言語と習慣の違いに戸惑いながら、しだいに村人と交流をしていく。この事実を基に、登場人物が、すべて本人が演じる

        ドキュメンタリー・アプローチの映画が作成された。

        極寒の厳しさと雄大な大自然が美しくとらえられた感動作が誕生した。

        主人公を演じたアンダース・ヴィーデゴーは1年後もデンマークに戻らずに、今もこの小さな村の教師を務めているという。    

         

        19/8/2      「パラダイス・ネクスト」                          

        妻夫木聡と豊川悦司のダブル主演で、台湾に逃避行来た男のドラマを描く

        ヒューマン・サスペンス。主人公と監督そして一部の俳優、スタッフ以外は全て台湾のスタッフとキャストで製作したオール台湾ロケの日台合作映画。ヒロインは台湾女優ニッキー・シエ。坂本龍一のテ―マ曲も加わり、見逃せない作品。 

                                     

        19/8/3      「ワイルド・スピード スーパーコンボ」           

        今までの「ワイルド・スピードシリーズ”はドミニクと仲間達のチームの

        カーアクションだが、今回はドミノクが登場せず、FBI捜査官ホプスと

        宿敵デッカード・ショウの二人がCIAに協力してテロ集団と戦うという

        新シリーズといえる。シリーズ9作目というより新章に入った1作目といえる。

        ドミニク(ヴィン・ディーゼル)が登場しないと言う事はスピンオフ作品とも言える。今回二人と一緒に活躍するのがショウの妹でMI6の腕利きエージェントという設定のハッテイ・ショウが登場する。

        演じるのはヴァネッサ・カービー。ショウのママ役のヘレン・ミレンももちろん登場する。

        カーアクションと1級のエンターテイメント性は失われてないが、原題にFAST&FURIOUSを付けるのはヴィン・ディーゼルに申し訳ないと思う。

         

        19/8/4「あなたの名前を呼べたなら」                    

        ムンバイ出身でヨーロッパで活躍中の脚本家ロヘナ・ゲラの長編監督

        デビュー作。

        身分制度が残るインド社会に変革を起こしたいと雇い主とメイドの信頼関係が恋に変わった時の二人を描く感動作。

        カンヌ映画祭でも批評家週間に出品されGAN基金賞を獲得。

        主演のティロタマ・ショームの好演にも注目。ラストシーンのアシュバンとの呼びかけに明るい未来を信じたい。

         

        「風をつかまえた少年」                             

        この作品も初監督作。「それでも夜は明ける」の名優キウェテル・イジョフォーが10年間温めていた現代の奇跡の実話を監督・脚本・出演の一人三役をこなし、主人公を演じるマクスウェル・シンバとともにNYの試写会で絶賛された。アフリカの小国マラウイを襲った大干ばつに理科好きの14歳の少年のアイデアが村を救うことになる。

        この映画は家族愛とともに、ひたむきに学ぶ事の大切さを教えている。

                                                 

        19/8/7      「世界の涯ての鼓動」                               

        パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダースが生死の極限におかれた二人が愛する相手への強い想いから死地を抜け出す恋人たちの生への執着を描く。

        ソマリアで拘束される男をジェームズ・マカヴォイ、深海で操縦停止の船内にいる女には「リリーのすべて」でアカデミー賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル。

        二人の熱演が観るものを熱くする。

        ラストの海に浮かぶジェームズは生き残れたのだるか?ダニー(アリシア)の乗る潜水艇は浮上出来るのだろうか?

        未来を暗示させながらの微妙なラストに切なさも感じる。                                     

                                                 

        19/8/9      「ピータールー マンチェスターの悲劇」          

        英国の歴史上の最も悪名高い事件と知られている”ピータールーの

        虐殺”を名匠マイク・リーが、何故このような事件が起きたかを調査し

        分析してドラマ化した作品。題材じたいが重く、事件後にフランズ革命

        のように民衆が奮起したわけではないし、暗い歴史の汚点にスポットを

        当てたと言う事だけなので消化不良になる作品である。 

         

        19/8/10     「カーライル ニューヨークが恋したホテル」

        セレブが愛した5つ星ホテルの魅力を紹介したドキュメンタリー。

        38名のセレブがカーライルについての思い出を語っている。

        この手のドキュメンタリーはあまり好きではないが、ダイアナ妃が好み、歴代大統領が愛し、マリリン・モンローが密会に使用したホテル。

        そして、何よりも上品で温かいおもてなしがあり、どんな秘密も守るホテルの実態を知りたくて劇場に足を向けた。

        いつかは泊まってみたいと思うホテルであった。

         

        19/8/11     「ライオン・キング」                        

        アニメーションも実写も超えた新時代の映像体験という宣伝が嘘でない

        技術革新の映画。撮影されたサバンナをCGで描いた動物たちが、

        本物同様の動きを見せている。

        時間の関係で今回は吹替え版を鑑賞したが、日本のミュージカル舞台で感じる訳詞の字余りがマイナス効果になっている。

        洋楽の歌詞はその言語を使うべきと改めて思った。

        吹き替え版を観た私自身の責任である。

        しかし、子供たちにとっては有難い話であり、小さな映画ファンが増えるのは良い事である。

         

        「シークレット・スーパースター」                        

        インドの国宝と言われるアーミル・カーンが前作「ダンガル きっと、

        つよくなる」に続き天才女優ザイラー・ワシームと組んでインド映画史上興行第3位のヒット作を作った。今回もアーミルはインド社会の束縛を

        打破する闘う女性を主人公にしたサクセス・ストーリーを作りあげた。

        今月見た2本のインド映画、「あなたの名前を呼べたなら」

        「シークレット・スーパースター」はシリアスなドラマとエンターテイメント性の高い映画の違いはあるが、どちらも素晴らしい作品でインド映画の勢いを感じさせる。                                                

         

        19/8/17「KESARI ケサリ-21人の勇者たち-」                               

        1897年イギリス領北部で起きた辺境民族とイギリス軍(シク教徒)との戦闘を史実に基づいて描いた戦争スペクタル映画。1万人の部族反乱      軍が国境近くにある三つの砦を壊滅しようと考え、最初の攻撃目標にサラガリ砦を目指す。

        そこにはイシャル・シン軍曹と20人の部下のシク教徒のインド人しかいない。イシャルは武勇を意味するサフラン色(ケサリ)のターバンを巻いて勇敢に立ち向かう決心をする。アクションスタッフが「マッドマックス 怒りのデスロード」のメンバーだけあって、壮絶な戦闘シーンはハリウッド作品に劣らない出来映えとスケールといえる。主人公を演じたアクシャイ・クマールは「パッドマン」で日本でもお馴染みのボリウッドのトップスター。アクシャイの熱演が観るものを圧倒する。ただ一つ残念なのは、これだけのアクション大作にもかかわらず、インド映画特有の踊りと歌により中断される緊迫感は惜しい。

                                                 

        19/8/18「永遠に僕のもの」

                                          

        1971年ブロンドの巻き毛で天使のような美しい17歳の少年が強盗殺人で逮捕された。ブエノスアイレスでの実話であり、現在終身刑で服役中である。

        この実話をもとにアルゼンチンのルイス・オルテガ監督が映画化した。

        主人公の少年役にはこの作品で映画デビューをかざるロレンソ・フェロ。

        怪しく美しい顔立ちは本作でブレイクする予感がする。

        映画の挿入歌として、「朝日のあたる家」「夢見る想い」等が使われ、

        青春時代を思い出させる効果に酔いしれる作品になっており、残虐な殺人と

        重なり合い不思議な思いがする。

         

        19/8/21 「田園の守り人たち」                           

        第1次世界大戦で男が出征した後の農園を守る3人の女性の物語。

        農園主オルタンスとその娘ソランジュには実の親子ナタリー・バイとローラ・スメットが映画初共演。

        もう一人の主人公はオルタンスに雇われ次男ジョルジュと恋愛関係となるフランシーヌ、この役には新人イリス・ブリーが演じ、セザール賞の新人賞にノミネートされる堂々とした演技で観客を惹きつけている。アメリカ人と噂になったソランジュを救う為、フランシーヌを身代わりにするオルタンス。家族を守ろうとする強い意志がフランシーヌを不幸に陥れるが、その時彼女のお腹には新しい家族が誕生しようとしていた。女性3人がそれぞれの思いで強く生きる姿を描くとともに、美しい田園風景が印象に残る。ミレーの名画「種をまく人」を連想させる。そして、名作曲家ミシェル・ルグランの遺作となった

        美しい調べにも観客は引きつけられるだろう。                                  

                                                 

        19/8/24     「ロケットマン」                             

        グラミー賞5度受賞の天才アーティスト、エルトン・ジョンの半生を描く

        ミュージック・エンターテインメント。主人公を演じた英国の若手スター

        タロン・エガートンの熱演と歌唱力は素晴らしい。

        ただ、残念ながらクィーンを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」のような感動的シーンがない。

        「ボヘミアン・ラプソディ」の監督も務めたデクスター・フレッチャーらしくないのは、製作総指揮のエルトンの影響?シナリオの問題?

        とにかく「ボヘミアン」の二番煎じになってしまった。

        「命みじかし、恋せよ乙女」

        日本をこよなく愛するドーリス・デリエ監督(「フクシマ・モナムール」)が

        描く人間賛歌。酒に溺れ家族を失った主人公が日本女性に惹かれ、突然消えた彼女を追って日本に来る。現実と幻想の世界が交差して、難解な作品である。但し、終盤に登場する樹木希林の存在感が作品を締めている。

        また、ドイツの美しい田園風景と茅ケ崎館の庭園の美しさは必見。

        映画は面白くないが、希林の演技と風景だけで元がとれる。         

                                                 

        19/8/25 「ドッグマン」                           

        1988年ローマ南西部の集合住宅地区で起きた事件をモデルに描いた問題作。

        本作で主人公マルチェロを演じたマルチェロ・フォンテがカンヌ映画祭の主演男優賞を獲得。イタリア版アカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多9部門を受賞した話題作。

        主人公はドッグサロンを経営する易しい小市民、妻とはわかれたが娘とは

        定期的に会えるし、近所の仲間たちとの交流も上手く行っているが、

        ただ一人乱暴者の友人シモーヌがいる。マルチェロはシモーヌの助けになるのは自分しかいないと信じでいるが、そこを付けこまれていい用に利用されている。ある時、隣の店との壁が薄い事に気づいたシモーヌに店を襲う事を提案される。マルチェロの転落の人生が始まろうとしている。

        非常に暗い物語だが、人間の弱さと不条理を描いた傑作と専門家に評価された作品といえる。個人的には”何故?”と思うマルチェロの決断もあり、好きになれない作品である。

                                                 

        19/8/31 「やっぱり契約破棄していいですか」                              

        人生に絶望して自殺願望の青年が自殺を試みるが失敗ばかり。

        偶然知り合った殺し屋に殺人依頼の契約をする。

        殺し屋は暗殺者組合のノルマを達成出来ないと引退しなければならない。

        あと一人でノルマ達成、その相手が自殺願望の青年ウィリアム。

        契約期間は1週間、ところがウィリアムに生きる喜びが見つかるが、契約破棄はなし。

        ワケあり二人の危険な1週間が始まる。

        殺し屋には英国のベテラン俳優トム・ウィルキンソン、自殺願望青年には

        「ダンケルク」で注目されたアナイリン・バラード、青年の希望となる女性編集者に「モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ」のフレイアー・メイヴァーが

        演じている。

        ここ最近の4作品は面白い映画がなかっただけに、久々に面白い映画に出会えた感じがする。人生の生き方を描くブラックコメディといえる。

         

        この日順番で言うと午前中にもう1本見ている。”

        午前10時の映画祭”

        「ローマの休日」である。”

        午前10時の映画祭”の作品は誰でもが知っている傑作なので、鑑賞記には入れてない。時々今日みたいに書いていますので、一言だけ触れたい。

                            

        「ローマの休日」                             

              

        オードリー・ヘップバーンの清楚な魅力が満悦出来る、

        最高のロマンチック・コメディ。

        映画の素晴らしさとローマの美しい街並みがモノクロ画面にもかかわらず

        表現されており、今なお色あせない名作といえる。

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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