2019年度鑑賞作品総括(私のBEST10)
①「グリーンブック」
黒人天才ピアニストとイタリア系白人の運転手兼用心棒が差別の残る南部へのコンサートツアーに二人で向かう。対立しながらも友情が芽生え、最高のラストシーンを迎える感動作。2018年度アカデミー作品賞受賞作。
②「女王陛下のお気に入り」
なんと言っても3人の女優の演技が素晴らしい。オリヴィエ・コールマンは本作でアカデミー賞主演女優賞を獲得。エマ・ストーンとレイチュル・ワイズは受賞こそ逃したがともに助演女優賞にノミネートされた。二人の演じる女王の寵愛を競う女の戦いはすさまじい。
③「ジョーカー」
今年度のアカデミー作品賞候補。孤独な青年がなぜ悪のカリスマ・ジョーカーになったのは何故か?心理サスペンスの最高傑作。
④「存在のない子供たち」
中東の貧困と移民問題を鋭く追求した問題作。
⑤「天才作家の妻」
昨年度のアカデミー賞の本命とされたグレン・クローズの名演技は必見の価値あり。残念ながら受賞は②のオリヴィエ・コールマン。
⑥「アイリッシュマン」
マーティン・スコセッシ監督の集大成ともいうべき作品。デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシの競演も見ごたえあり。
⑦「ホテル・ムンバイ」
2008年の同時テロ事件の映画化。実話ならではの緊迫感あるドラマ。
⑧「誰もがそれを知っている」
愛娘誘拐と家族の秘密。心理サスペンスの傑作。
⑨「あなたの名前を呼べたなら」
身分制度の残るインドで、雇い主とメイドの恋を描く感動作。
⑩「マチネの終わりに」(日本映画①)「蜜蜂と遠雷」(日本映画②)
東京、パリ、ニューヨークを舞台にした大人のラブストーリー。
福山雅治のクラシックギーターの演奏に注目。