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        2020年7月3日発行

        世界の最新トレンドとビジネスチャンス

        第209回

        中国東北部と北朝鮮で活発化する火山活動:富士山の噴火も(第三回)

        浜田和幸

         

        ウェブで読む:https://foomii.com/00096/2020070310000067654 

         

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        いずれにせよ、日本に近い朝鮮半島でも中国との国境沿いにある白頭山の噴火の予兆が明らかとなり、中国政府は自国民に対し、立ち入り禁止措置を発令した。韓国では「北朝鮮の地下核実験の影響か」との声が高まる一方だ。

        確かに、気象観測衛星の画像を見ると、北朝鮮の核実験場周辺はもとより白頭山の地形にも変化が見られる。各国の地震学者によれば、「人類史上最大の火山噴火の可能性がある」とまで警戒レベルが高くなっている。

         

        実は、白頭山は100年に一度の小噴火と1000年に一度の大噴火を繰り返してきた。

        前回の小噴火は1903年のこと。ということは、とっくに小噴火の周期を超えており、いつ噴火があってもおかしくない。しかも、前回の大噴火はちょうど1000年ほど前の話。

         

        日本では平安時代で、当時の記録によれば、日本海側を中心に大量の火山灰に覆われ、農業は壊滅的な被害を受けたという。農業だけではなく、交通網も寸断され、多数の死傷者が出たのである。

         

        冒頭に述べたように、その白頭山が2015年からは

        小噴火と大噴火が重なる重大警戒時期に突入しているわけだ。北朝鮮は2006年、2009年、2013年そして

        2017年と核実験を実施しているが、その都度、周辺で

        確認される地震の規模は大きくなっている。北朝鮮の核実験は白頭山の噴火や巨大地震を誘発していると思わざるを得ない。

         

        これは韓国、中国のみならず、日本や欧米の地震学者の

        一致した見方である。北朝鮮も韓国も避難訓練を繰り返しているが、日本は残念ながら対応が鈍いまま。いったん爆発すれば、たちどころに日本はその火山灰に覆われる危険があり、交通手段もマヒする恐れが大きいにもかかわらずだ。

         

        日本政府は「いたずらにパニックを引き起こしたくない」との判断をしているようだが、国民の生命、財産を守る手立てを講じる責任を放棄しているに等しい。であるならば、そんな心もとない政府には頼らず、食糧の備蓄や避難場所の確保など、自主防衛するしかないだろう。

         

        これまで見てきたように、地震や火山噴火が近年、太平洋沿岸諸国で頻発しているが、その集中度は9割に達する。「リング・オブ・ファイア」と呼ばれ、南北アメリカ大陸から

        アジア・オセアニアに至る太平洋側一帯では火山の噴火が

        止まらない。火山の数たるや数千の単位であり、現時点でもロシアのシベリア地方をはじめ450の火山が噴火を続けている。

         

        2018年に発生した草津白根山の噴火と時を同じくするように、フィリピン最大のメイオン山(ルソン島)も噴火。噴煙は700メートル上空まで達し、溶岩が流れ出し、付近の住民5万6000人が避難を余儀なくされている。1200人が生き埋めになった1814年以来の大爆発という。とはいえ、メイオン山は過去500年の間に50回以上の噴火を繰り返しており、住民も避難勧告には慣れっこになっているようだ。

         

        日本では報道されていないが、2018年に入り、パプアニューギニアのカドバル島でも17世紀以来という大噴火が起き、1500人が避難を余儀なくされた。そのため、オーストラリア政府や国際赤十字が緊急援助に追われている。

         

        そして、その直後の1月23日には北米アラスカ沖でマグニチュード7.9の巨大地震が発生した。こちらは1964年のマグニチュード9.2を記録した時以来の大地震。そうこうしていると、何とアメリカのイエローストーン国立公園内でも巨大噴火の予兆が出始めたというではないか。NASAによれば、「イエローストーンの火山噴火は小惑星の地球衝突より確実で、より大きな被害が想定される」。日本に近いロシアのカムチャッカ半島でもクルチェブスコイ山が2016年以降、噴火を繰り返している。まさに「噴火の時代」

        と言っても過言ではない。

         

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        著者:浜田和幸

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