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        ソムリエの追言 53
        「中身はもちろん、見た目も大切」 ~ワインの外観~ 
        ________________________________________
        「バナナのような特徴的な香り、
        渋味よりも酸味が感じられ、
        フルーティーな中にもコクのある味わい
        ・・・ オーストラリアのシャルドネ・・・?」
         
        醸造学の権威、ボルドー大学の授業では、目隠しした状態でワインを飲む、 ある意味本当のブラインドテイスティングが行なわれています。 視覚を奪われた状態でラベルはもちろん、 グラスの中に注がれたワインの色や濃さもまったく分りません。
        専門的にワインの勉強をしている学生さんでさえ、 目隠しした状態では赤ワインと白ワインを間違える解答者が続出するとか。 中間的な味わいのロゼワインになると正解はほとんどでないそうです。 
         
        ソムリエ試験に挑戦する受験生達の間では、 よく話題にのぼるエピソードですが、 「赤と白を間違えるなんてそんな訳ないだろう」 と当時は私も受験仲間も、半信半疑に思っていました。 
        ところが。 試験対策で参加したワインセミナーでの事。 
        実際に目隠しをして常温の白と赤を飲み比べる機会がありました。 
         
        自信満々に目隠ししてグラスを受け取ったのですが・・・
        「んんんー!?」 恥ずかしながら、どっちが白か赤かまったく分らなくなってしまいました。 
        散々悩んだ末に出した答えが冒頭のコメント。 
        恐る恐る目隠しを外すと、そこにはオーストラリアの白ワインが。 
        なんとか正解しましたが、 「ボージョレの赤ワインかも・・・」と内心ヒヤヒヤしながらの回答でした。 
         
         
        目隠しをした状態では、 理論的に嗅覚にも味覚にも影響はないはずです。 
        しかし不思議と、鼻や舌から得られる情報も相対的に少なくなるように感じます。 
        日頃、いかに自分が視覚からの情報に頼っているのか痛感させられた瞬間でした。 
         
        一般に同じ畑で作られた、白ワインと赤ワインは見分けがつかないと言われています。 
        

        葡萄園では、同じ畑、同じ区画に白ワイン用の葡萄と赤ワイン用の葡萄が、 隣合わせで植えられているのです。 
         
        セパージュ(品種) 
        ワインの色も含めた外観、香り、味などの特徴は、原料となる葡萄品種の個性が大きく影響します。ワインは様々な要素から分類されますが、この品種毎の区分が最も分かりやすい分類かもしれません。
        なぜなら、ワインの好みがそのまま品種の好みである場合が一番多いからです。
        「あ、このワインおいしい!」 と感じた時には、その品種を覚えておくと良いと思います。
         
        品種を見分ける時に大きな役割を果たすのが、 実は視覚からの情報なのです。 
        色の濃さや明るさで、大まかな見当は付けられます。 
        ワインの外観は、人間で言えば「見た目の第一印象」といったところでしょうか。
        今回は、品種毎に表れやすい、 外観の特徴を簡単にまとめてみました。
         
        カベルネ・ソーヴィニヨン
        言わずと知れた葡萄界の王様的な存在です。 宝石に見立ててガーネットと表現される事が多く、 非常に濃い赤黒色をしています。 熟成するにつれて紫や青の色素が薄らいでいき、 全体的には褐色へと近づいていきます。 
        

        味わいはタンニンが強く、どっしりとコクの強いフルボディータイプです。 
        ちなみに裏話をお話しすると、ソムリエ試験のテイスティングにはボルドーの赤ワインは 絶対に出てきません。ボルドーでは基本的に複数品種をアッサンブラージュ(調合)してワインを作るため、品種を当てる問題では正解が複数存在してしまうのです。
        例外的に単一品種で作られるボルドーワインもあるのですが、そういう特殊な銘柄は値段もそれなりに張ります。毎年何千名もやってくる受験者にグラス一杯ずつ振舞うのには値段が高過ぎるのでしょう。 
         
        MICHIGAMIワインなら
        シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2002年
         
        メルロー
        世界でもっとも栽培面積の大きな葡萄品種です。 
        カベルネ・ソーヴィニヨンに比べると若干果皮の色が薄く、 ワインにもその特徴が表れています。 美しく深みのある赤で、熟成が進むとレンガ色へと近づいていきます。
        味わいは、滑らかでいて濃厚。 
        比較的若いヴィンテージから楽しめるのも、特徴の一つです。 
         
        ピノ・ノワール
        日本ではブルゴーニュを頂点として、 ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンと人気を二分しているようです。
        宝石にたとえてルビーと表現されます。 
        透明感と深みをあわせ持つ明るい紅色で、華やかな印象。 熟成によって、メルローと同じくレンガ色に変化していきますが、 よりオレンジのニュアンスが強いです。
        香りの美しさを楽しむ香水のようなワインです。
         
        ワイン選びのポイント
        一度気に入った品種が見つかれば、 次にワインを選ぶとき、同じ品種のワインから選ぶようにすれば、 大きくはずすこともなく、さらに好みのワインと出会える可能性が高まります。
        また、多くの作物が生産地によって違いがあるのと同様に、 葡萄も国や地域によって個性が変化していきます。 ある程度、品種の特徴を理解してくると、 今度は地域による味わいの違いが気になってくるものです。 
         
        ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンとチリのカベルネ・ソーヴィニヨンは、同じブレンド比率であったとしても、随分違いがあるものです。 
         
        その辺りの違いはまた次の機会に詳しく書きたいと思います。 
         
         
        
        
        

        【 道上 雄峰 】
        幼年時代フランス・ボルドーで育つ。 
        当時日本のワインが余りにもコストパフォーマンスが悪く憤りを感じ、自身での輸入販売を開始。
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