┏◆◇━2020年8月━◇◆
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┃ 経営者のための 事業承継ミニ情報 ◇第53号◇
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┗◆◇━━━━━━━━━◆◇━辻・本郷 税理士法人━◇◆┛
会社の経営権である株式を、後継者にどう承継すれば良いのか?
その際に、どんな点に気を付ければ良いのか、
承継の際の税金について、どう取り扱えば良いのか?
そんな疑問の解決に役立つ情報を、毎月1回配信いたします。
このミニ情報をご覧いただき、円滑で、そして税務上も有利な事業承継対策を
実現していきましょう。
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コロナ禍を事業承継のチャンスと捉える
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終息の気配をみせない新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として
先行き不透明な状況が続いています。このような状況下においても、経営者は
次世代を見据えて経営をしなければなりません。
そこで今回は、この状況を事業承継のチャンスと捉える、そんな考え方をご紹介
したいと思います。
【1.後継者育成のチャンス】
多くの業種が打撃を受ける一方で、「巣ごもり需要」や「デジタル需要」、
「非接触志向」の高まりにより需要が増加した領域もあります。消費者の生活
スタイルが大きく変化する中で、従来のビジネスモデルが通用しなくなっており、変化への対応が求められています。
これまでの常識や経験が通じない状況下において、経験豊かな先代経営者よりも、過去からのしがらみや固定観念を持たない後継者の力が求められる場面が増えてきているように思います。また、困難な時期であるからこそ、後継者は先代経営者の姿から学ぶことで次世代のリーダーとして成長することができる、と言えます。
この急激な環境の変化が、事業承継や後継者を育てるうえでは絶好の機会となるのではないでしょうか。
【2.自社株の評価が下がっていませんか】
コロナ禍の影響により多くの企業が業績悪化に苦しんでいる状況ですが、
税務的な視点で見れば、自社株の評価が下がり、承継コストが軽減できる時期にあります。
正に業績悪化によって利益が減少している“今”が事業承継のチャンスといえます。
また、企業努力により業績を維持している企業でも、業種によっては、大幅に同業の上場会社の株価が下がっていることで自社株の評価が下がっていることも考えられます。
(ただし、最近、業種によってはこの上場株価も上昇し、新型コロナ禍前に近い水準に戻っているケースもありますので注意が必要です。)
まずは、決算後に、株価評価をしてみてはいかがでしょうか。考えていたよりも
承継コストが削減できる、そんな状況かもしれません。
先行きの見えない新型コロナウイルス感染症への対応下で、不安を抱えている
経営者の方が多いと思いますが、向かい風も振り返れば追い風になります。
事業承継にはフォローの風が吹いています。
辻・本郷税理士法人では事業承継のサポートに力を入れております。
まずは、お近くの窓口へお問い合わせください。
(担当:松浦 政文)
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