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        この奥 義久 の 映画鑑賞記

        2020年10月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2020/10/03「浅田家!」☆☆☆★

        写真好きな父からカメラを譲り受けた浅田政志は写真専門学校を卒業したが、何を取っていいかわからなかった。そんな彼が家族を巻き込んで撮影したコスプレの家族写真が、写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞を受賞する。軌道に乗り始めた頃に東北大震災が起こる。そこで泥だらけの写真を修正するボランティアと巡り合う。実在の写真家浅田には二宮和也、政志の兄に妻夫木聡、政志を支える幼馴染の恋人に黒木華、写真洗浄のボランテイアに菅田将暉という若手実力派ご揃い、笑いと涙の感動作を作り上げた。

         

        フェアウェル」☆☆☆☆★

        大好きな祖母が余命僅かと知り、NYで生活するビリーは故郷の長春に帰国する。祖母ナイナイに病状を知らせないため従弟の結婚式に集まる名目で家族が集合する。中国で暮らす親族はナイナイの病状を隠すが、アメリカ育ちのビリーは余命を告げ、残りの人生を有意義に生きて欲しいと願う。ビリーの葛藤は続き、結婚式も終わり帰国の途につくビリーが出した答えは?祖母を想うビリーを演じたオークワフィナはゴールデングローブ賞の主演女優賞を獲得。本年賞レースの本命ともいう好演を見逃さず観て欲しい。

         

        2020/10/09「82年生まれ、キム・ジョン」☆☆☆

        韓国で130万部のベストセラー、日本でも翻訳本が2018年12月に販売されると16万部を突破し、翌年上期の海外文学の第1位となった話題作の映画化。主人公キム・ジョンは何処にでもいる平凡な主婦。結婚を機に仕事を辞め、専業主婦になるが育児と家事に追われて、だんだんと心が壊れてくる。子ども時代、少女時代のジョンの姿を挿入しながら本作が監督デビューのキム・ドヨンが女性の視点から女性の悩み・不安をジョンの半生を通して描いている。

        女性が共感できる作品と思う。主人公ジョンを演じるチョン・ユミと夫役コン・ユは3度目の共演で息の合った演技を見せている。

         

        2020/10/10「望み」☆☆☆★

        雫井修介のベストセラーを堤幸彦監督、奥寺佐渡子脚本で骨太のサスペンスドラマを完成させた。息子を信じたい父親と守りたい母親、息子は殺人犯か、被害者か、家族愛の葛藤の末、導かれた真実は?父親役堤真一、母親役石田ゆり子の熱演が見る者の心をゆさぶる感動作。

         

        2020/10/12「星の子」☆☆☆

        天才子役と言われた芦田愛菜の6年ぶりの主演作は、高校受験を目指す中学3年生役。15歳のちひろは両親の愛情に育てられてきたが、その両親は新興宗教を信じて、奇妙な儀式を行っている、ちひろの心が揺らぎ始めるが自分だけは両親を信じて行こうと思っている、という難役をこなしている。原作は芥川賞作家の今村夏子の注目作で、「日日是好日」「MOTHERマザー」の大森立嗣がメガホンを撮った。共演は永瀬正敏、原田知世が両親役、ちひろの初恋の教師に岡田将生、ちひろの叔父に大友康平、新興宗教団体の幹部に黒木華、高良健吾という演技派が揃い見ごたえのある作品に仕上がっている。

         

        2020/10/15「きみの瞳が問いかける」☆☆☆★

        視力を失った女と罪を犯し未来を失くした男が出会い、惹かれ合い愛が生まれた時、男に過去の過ちが追いかけて来る。二人の愛は結ばれるのか?恋愛映画の名監督三木孝浩と吉高由里子、横浜流星がタッグを組んで贈る恋愛映画。先行特別上映での鑑賞なので公開は23日からです。恋愛映画の好きな人には見て欲しいです。

        2020/10/17「みをつくし料理帖」☆☆☆★

        高田郁のベストセラー時代小説を角川春樹が映画化。澪と野江の二人は仲の良い幼馴染。大阪を襲った大洪水で二人は両親を失い、生き別れとなるが、10年後吉原の太夫となった野江と女料理人の澪が再会する。澪に松本穂香、野江に奈緒、澪の母親代わりに若村真由美、太夫を守る亡八の万次に中村獅童、めしやの主人に石坂浩二、他に浅野温子、窪塚洋介、鹿賀丈史、榎木孝明、反町隆史といった豪華メンバーが脇を固めている。さすがに大物プロデューサーの角川春樹の面目躍如。作品は時代劇というより、青春映画と感じる部分もあり若い人にも好まれる作品です。

         

        「スパイの妻」☆☆☆☆☆

        第77回ヴェネチア国際映画祭で17年ぶりに銀獅子賞(監督賞)を受賞した傑作。太平洋戦争前夜に商社経営者福原勇作は上海で観た関東軍の横暴を正義のため米国で公表しようと考える。妻聡子は愛と正義のため全面的に夫に協力しようと考える。この作品はタイトルにあるスパイ映画ではない。信念を貫こうとした夫婦の愛の物語である。本作で銀獅子賞を受賞した黒沢清監督は1940年代の背景と当時の上流社会の言葉使いで台詞まわしをしているが、現代に通じる愛と正義の物語を創り上げている。名優蒼井優の存在感ある演技と高橋一生のクールな演技に惹きつけられる本作は間違いなく本年NO1の日本映画であり、アカデミー賞受賞の韓国映画「パラサイト」より質の高い作品である。

         

        2020/10/18「異端の鳥」☆☆☆☆★

        2019年の第76回ヴェネチア国際映画祭で賛否両論が問われた問題作。過酷な少年の運命が途中退場者を続出させたが、最後まで観た観客は10分間のスタンディングオベーションを受けたという。舞台となる国を特定させず、ホロコーストを逃れるために預けられた祖母(?)が亡くなり家に帰ろうとする少年を待ち受ける迫害と過酷な運命は少年の心をむしばんでいく。折檻のため、頭をだしただけで地中に埋められた少年を烏が襲うシーンがあり残酷だと思えるが、その他のシーンでは目を伏せるようなこともなく、私自身としては10分間のスタンディングオベーションの拍手を送りたい力作と思う。モノクロ画面の3時間の長編だが、一気に見れる内容と映像美は高く評価したい。少年を演じた新人ベツト・コトラールの素晴らしい演技も拍手の対象といえる。

         

        2020/10/22「博士と狂人」☆☆☆☆

        執筆から発刊迄70年間の歳月が費やされ世界最高峰の“オックスフォード英語大辞典」(OED)の基を築いたマレー博士の努力と知らさざるボランティア協力者の素顔を描いたノンフィクション小説「博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話」の映画化。主人公マレー博士には、この作品に惚れ込み渾身の演技を見せる名優(最近は監督)メル・ギブソン、狂人の殺人犯にはショーン・ペン。二人のアカデミー賞受賞者(ギブソンは監督賞、ペンは主演男優賞を二度)の熱演は舞台で生の演技をみているような迫力があり、物語に引き込まれていく。

         

        2020/10/24「キーパー ある兵士の奇跡」☆☆☆☆

        ナチス兵バート・トラウトマンが敵国英国で成し遂げた奇跡の実話の映画化。トラウトマンは英国の捕虜収容所でサッカーをしていた時、地元サッカーチームの監督の目にとまりスカウトされる。

        彼の活躍は名門マンチェスター・シティの監督から入団テストを受けるように勧められる。サッカーによって人生を変えることが出来、英国で英雄になる事が出来るが、そこにたどり着く為には多くの苦難があった。特にユダヤ系人々から戦争責任の避難をあびせられたり、息子の事故死等を乗り越えての成功は感動させられる。世界各国の映画祭の観客賞を取ったことでも証明される秀作である。トラウトマン役は「愛を読む人」でベルリン国際映画祭の若手俳優に送られるシューティング・スター賞を受賞したデヴィッド・クロスが演じている。妻役フレイア・メーバーも好演。

        朝が来る」☆☆☆☆

        直木賞作家の辻村深月のベストセラーを河瀬直美監督が映画化。本年のカンヌ映画祭公式作品に選出された。「スパイの妻」に匹敵する上質な日本映画。物語は14歳の少女ひかりは愛する人の子どもを身ごもるが、気付いた時は中絶が出来ず、育てることも許されるない。夫の無精子症で子供のもてない栗原清和と佐都子夫妻は特別養子縁組制度を知り、ひかりの子をもらい受ける。幸せに暮らしている栗原夫妻の下にひかりから「子どもを返して欲しいんです」と電話がかかってくる。佐都子とひかりの二人の人生から家族とは何か、愛とは何かを問いかけるヒューマンドラマの傑作が誕生した。佐都子役永作博美とひかり役蒔田彩珠の熱演にも見ごたえがある。

         

        おもかげ」☆☆☆★

        50以上の映画賞を受賞した「Madre」の監督ロドリゴ・ソロゴイェンは自身の作品のその後を長編作品5作目として映像化。息子を失ったエレナは失踪したフランスの海辺の町でレストランの店長として働いていた。ある日息子のおもかげを持った少年ジャンを海辺で見かける。そしてジャンとの間に奇妙な交流が始まる。。

        短編「Madre」でもエレナを演じたマルタ・ニエトが、恋人がいながらも少年に惹かれて行く難役を好演。愛の本質を問う作品。

         

        2020/10/25「ある画家の数奇な運命」☆☆☆★

        現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒターをモデルに制作された映画。リヒターの映画化の条件は実名を出さない事だった。叔母の死の真実と義父の経歴、フォト・ペインティングの誕生等はすべて事かかわらず実に基づいている。この巨匠の青年時代を監督デビュー作でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した鬼才フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが演出し、ドイツの若手俳優トム・シリングとバウラ・ベーアが主演、脇もドイツの演技派で固められているドイツ映画の名作が誕生した。189分の長さにもかかわらず、飽きさせない映画である。

         

        2020/10/26「ストレイ・ドッグ」☆☆☆☆

        「ガールファイト」で長編デビューをしてサンダンス映画祭監督賞受賞の日系女性カリン・クサマといえば、作品の出来映えも納得出来るが、それ以上のインパクトを与えたのは、ニコール・キッドマンの迫真の演技と特殊メイク。ニコール・キッドマンと言え美人で可愛らしい女優だが特殊メイクによって、普通の叔母さんと言える顔、それだけでもびっくりなのに、格闘する女刑事を演じる。復讐の一念の燃える女刑事を熱演する今までにないニコールの演技を観るだけでも価値があるが、作品自体もアメリカン・フィルム・ノワールの秀作として語りつがれる傑作といえる。さすがにカリン・クサマの手腕である。また、ニコール・キッドマンは今回の演技でゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされている。

         

        2020/10/31「罪の声」☆☆☆☆

         今月は「浅田家!」にはじまり、「罪の声」に終わる。なんと鑑賞作品16本中8本が日本映画。邦画の当たり年(月)だ。本作の非常に良質な作品でW主演の小栗旬と星野源の好演、さらには宇崎竜童の存在感ある演技も素晴らしい。映画は昭和の未解決事件「グリコ事件」をモデルに念入りな取材を基に塩田武士が書き下ろした小説。真相はこうだったのかと思えるくらいなリアルな作品。映像化は「麒麟の翼」「ビリギャル」等で評価の高い、土井裕秦が監督した。エンターテインメント性もあり楽しめる。今月の邦画では「スパイの妻」「朝が来る」「罪の声」の順で第3位。

         

         

         

         

         

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • グランソールインターナショナル
        • 草隆社

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