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        ソムリエの追言  75
        「ボディって?コクって? ワインの表現」 
        
        

        しかし、ワインの味わいを表す言葉は難しい。
        普段何気なく使っている「ボディ」。 正面きって聞かれると、具体的に説明しにくい言葉。 実は、明確な定義があるのか、どうかわかりません。 「ライト・ボディ」「ミディアム・ボディ」「フル・ボディ」 ワインの説明で耳にしたり、目にしたりしたことがあると思います。
        「フル・ボディ」というと、渋味がある、重いといった意味にも捉えられています。 
        超大手のワイン販売会社などでは、「ボディ」=「コク」と簡単に説明してます。
        また、アルコール度数で判断する所もあります。
        ~11.9%   ライト・ボディ
        12.0~12.9% ミディアム 
        13.0%~    フル・ボディ 
        でも、そんな単純ではない説もあります。
        当店のヴィュ・シャトー・ラモットの白。 
        単純に判断するなら、ライト・ボディなんです。
         
        

        でも、味わいの後半に、主張ともワインの味わい骨格ともいうべき 「コク」をしっかり感じるのです。 ですので、中間の表現にしました。 「ミディアム・ボディ」とまではいかないので、 私も、微妙に、「ライト・ミディアム・ボディ」なんて、表現してます。 
        
        さて、【ボディ】は、味わい全体を表現するときに、つかいます。 ワインの味わいの形を、段階的にイメージしたといいますか。 
        
        最初の口当たり
        中間の広がり
        余韻の長さ
        
        までの、 味の広がりかたを立体的に表現したものが「ボディ」ともいわれています。
        標準的な、ワインのボディのイメージはこんな形でしょうか。
        
        水滴(すいてき)を逆さまにした感じです。 
        

        上から 最初の口当たり
        中間への広がりがあって、 
        余韻が徐々に小さくなっていく。
        
        一方、 口当たりがふくよかで、余韻が短ければこんな感じになります。
         
        

        また、口の中に含んだワインは そのアルコールにもよると思うのですが、 否が応でも、質感を感じるはずです。 すっと口の中で消える「薄っぺらい」なのか、 詰まったような「厚み」なのか、
        ふわっとした「ふくらみ」なのか、立体的なイメージがおぼろげに見えてきます。
        
        この、「水滴型」が厚みがあっても、中身がそれこそ水のようであれば 「コク」はなく、 逆に、果実味や渋味が詰まったエキス分であれば、「コク」があるわけです。
        
        私は、コクとは、質感の濃度と捉えています。 成分的には、アルコールとワインのエキス分のことでしょう。 
        「ボディ」=「コク」でもありますが、ボディの一部分が、
        「コク」と捉えています。
        
        つまりは、渋味自体は少ないけど、果実味の濃度が濃ければ、
        フルボディとも言えるのです。 「ピノ・ノワール」のフル・ボディもあるわけですし、 後半部分に、「コク」を感じるというのもあるわけです。 
        
        上記の「水滴型」の図、 同じワインでもその感じ方は様々なのです。 似ている形にはなるかもしれませんが、 大きさまで一致することなないはずです。 
        
        だから、冒頭の【モレ・サン・ドニ】のように 「ボディ」の表現がズレるのです。
        
        本当に、ワインは表現するのが、難しい!
        だから、はまるとのめりこむのでしょうね。
        
        

        
        【 道上 雄峰 】
        幼年時代フランス・ボルドーで育つ。 
        当時日本のワインが余りにもコストパフォーマンスが悪く憤りを感じ、自身での輸入販売を開始。
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