2020年12月6日
大飯原発許可取消の判決
村田光平(元駐スイス大使)
市民社会の心ある一員から大飯原発許可取消の判決に関して次のコメントが寄せられました。
<昨日の大阪地裁(森鍵一裁判長)母体の「関西電力」ではなく“原発の番人”「原子力規制委員会」であったことが大きな意味を持つと考えます。 “快挙”と云っても良いかも知れません。>
原発の安全委責任を負わないと自称する「原子力規制委員会」に再稼働を認める権限を与えているのが原子力行政の実態です。最近目立つ「歴史の法則」の表面化に沿って、この判決が原子力独裁崩壊への第一歩となることが期待されます。五輪と原発が表裏の関係にあることから、五輪中止決定はその方向で影響を与えるものと思われます。
日本の命運を左右する過酷事故の再発は何としても防がねばなりません。一日も早くすでに認められている再稼働の取り消しが求められます。
村田光平
(元駐スイス大使)
追伸 3日付NEWSWEEK誌の東京五輪の開催を疑問視する記事をお届けいたします。(https://news.line.me/issue/oa-newsweekjapan/k6zidry2u8rj)