Vol.228 2021/04/02
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
2024年を目指して再出馬を宣言するトランプ前大統領の
精神構造
ぶっちゃけ、トランプ前大統領の言動は常軌を逸しているとしか思えない。
去る3月27日、フロリダにある自らの別荘マーラーゴで開かれた結婚式のレセプションに飛び入りで参加したのである。
新郎新婦とは面識のないトランプ氏であるが、突然の顔見世興行に参列者は大喜び。
しかし、それは最初の一瞬であった。
というのは、お祝いの言葉もなく、トランプ氏が延々と演説を始めたからである。
しかも、「俺は先の大統領選挙で間違いなく勝っていた。バイデン陣営が不正な手段で票を奪った。この落とし前は必ずつける」という恨み節。
場の雰囲気をわきまえない、「トランプ・ファースト節」に会場からはブーイングの嵐が巻き起こった。
とはいえ、そんなことは一向に気にしないのがトランプ流である。
3月30日には「2024年再出馬宣言」をポッドキャストで行ったことが「ニューズウィーク」誌によって報じられた。
それによれば、「俺はアメリカを愛している。苦境に陥ったアメリカを救えるのは俺だけだ。中国や北朝鮮と渡り合えるのは他にはいない」と、トランプ砲が炸裂。
更には、「もうじき再選キャンペーンに向けた集会を始める。
アメリカに希望を取り戻す」とまで踏み込んだのである。
姪のメアリー・トランプ精神科医に言わせれば、「精神的外傷を患っている」とのこと。
彼女は昨年、身内の立場からトランプ氏の異常な金銭欲や支配欲を分析した著書を著し、大統領の再選を阻止する最前線に立ったものだ。
その効果は間違いなくあったと思われるが、トランプ氏は「メアリーはマスコミと結託してフェイクニュースを流している。裁判で訴える」と逆切れ。
受けて立つメアリーは本年7月に新著を出版する予定で、懲りないトランプ氏の病巣を更に明らかにするとのこと。
トランプ一族の悪意に満ちた家庭崩壊のプロセスが4年間の汚職とパンデミックをもたらしたホワイトハウスの無作為ぶりと重なるというわけだ。
実は、トランプ氏の精神異常については多くの専門医が指摘している。
その代表的な存在で、トランプ氏の危険性に警鐘を鳴らしてきたイエール大学のブランディー・リー医学博士であるが、
この3月末、大学から突然、解任されてしまった。
アメリカ精神医学会によれば、「公的立場の人間について精神鑑定を行う場合には、直接、本人と面談することが条件であり、
リー博士はこの決まりを破っている」ことになる。
とはいえ、この期に及んでの突然の解任劇であり、再選レースへの参入を宣言したトランプ陣営からの圧力ではないかとのウワサがもっぱらである。
ぶっちゃけ、忖度人事は日本の専売特許ではなさそうだ。
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