放射能汚染水の海洋放出に反対します
令和3年4月12日
村田光平
(元駐スイス大使)
皆様
小泉純一郎元総理及び細川護熙元総理が顧問を務められる原自連より放射能汚染水の海洋放出に反対するプレスリリースが発出されましたのでお届けいたします。
同リリースが指摘する「トリチウムの有害性、健康被害の恐れに関する学説」に関して想起されるのは2003年3月10日、小柴昌俊(ノーベル物理学賞受賞者)、長谷川晃(元米国別離学会プラズマ部会長)二氏の意向を受け、「国際核融合実験装置(「ITER」)の誘致を見直すよう」との嘆願書が小泉純一郎総理(当時)に提出され、結局、「ITER」は六ケ所村ではなくフランスに設置されることになったことです。
トリチウムは1ミリグラムで致死量になり、約2キログラムで
200万人の殺傷能力があると指摘されております。
「現在、125万トン以上ある処理水の約70%は基準値を超えており、基準値の100倍を超えるものも10万トン以上も存在します。
大阪に劣らない変異株感染の急激な増加が東京でも懸念され出しております。
聖火リレー及び東京五輪の中止は大方の見るところ不可避ですが、なかなか決定に至りません。
五輪と原発が表裏の関係にあることが痛感されます。
日本が直面する危機は深刻です。
広島、長崎の悲劇に見舞われた日本は核、原子力は不道徳であると断言できます。これを支える原子力独裁を含め、不道徳の永続を許さない歴史の法則の照準に収められていると断言できるのではでしょうか。