菅総理宛メッセージ
令和3年4月29日
村田光平
(元駐スイス大使)
皆様
29日発出した菅総理宛メッセージをお届けいたします。
50年以上の親交のあるインドの親友で元ガンジー首相補佐官、元天然ガス・石油大臣のMani Shankar Aiyar 議員より寄せられた東京五輪開催の危険性に関する誠意溢れる忠告、警鐘です。
大阪で始まった医療崩壊の現実、東京をはじめとする変異株感染者の急増等々市民の直観から最早東京五輪の中止決定は時間の
問題になったと思われます。
日本の名誉、五輪そのものの存続にかかわる問題です。
皆様の御指導と御支援をお願い申し上げます。
菅 義偉内閣総理大臣殿
令和3年4月29日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓
日本国民のため日夜コロナ禍の克服に全力で取り組んでおられる貴総理に心から声援をお送り申し上げます。
去る3月15日付貴総理宛メッセージ(別添)で「内外の市民社会は東京五輪は中止以外ありえないと見ております」とお伝えいたしました。
このほど一日の感染者数が35万人を超え、死者も2000人
以上という深刻な危機を抱えたインドの元ガンジー首相補佐官、元天然ガス・石油大臣のMani Shankar Aiyar 議員より、
“The Tokyo Olympics may have a similar outcome though
the Japanese, as a people, are far more disciplined than Indians”(日本人はインド人よりはるかに規律のある国民ではあるが東京五輪も同様の結果を生むかもしれない)とのメッセージ(忠告)が寄せられました。(下記追伸ご参照)
同議員は50年以上の親交のある友人であり、いただいた忠告は誠意溢れるものです。是非とも重大な警鐘として受け止めて頂くようお願い申し上げます。
昨晩、海外の尊敬する知人より“There isn’t much time left. The IOC’s attitude is totally irresponsible”(「もはや残された時間はなく、国際オリンピック委員会の態度は無責任極まりない」)とのメッセージが寄せられました。五輪の正体をさらけ出しつつあると見られだしたBach会長に対する批判が強まり出しております。
貴総理の一層の御健闘と御健康をお祈り申し上げます。
敬具
追伸 “All strength to your elbow in the crucial months ahead. We went in for a number of state assembly elections, including the one in West Bengal
where it was a staggered exercise in eight stages – all calling for huge rallies in which all COVID protocols were ignored, as well as huge religion-related mass festivals involving hundreds of thousands of unmasked worshippers, that has contributed to the current exponential rise in Covid
infections and deaths. The Tokyo Olympics may have a similar outcome though the Japanese, as a people, are far more disciplined than Indians. Whichever
way this pans out, you are to be felicitated for standing up alone for wisdom and good sense. That shows real intelligence and concern for humanity and undergirds your fight for your principles. May you remain blessed.”