◆◇◆ 本郷孔洋のビジネスの眼 vol.588 ◆◇◆
貧乏くじ
みなから蛇蝎のごとく嫌われている上役がいた。
セクハラはするわ、部下の成果は横取りするわ、
それはひどいものだった。
そんな彼が、ある日、家から出がけに滑って転んで
バイクにはねられた。
一人の秘書が病院に見舞いに来た。
「わざわざ来てくれてありがとう。君は優しいね。」
「課長、思い違いをしないでください。
だれが見舞いに来るかで揉めたんで、あみだくじを作ったんです。
そうしたら生憎私が貧乏くじを引いてしまったんです。」
(ジョーク集より)
夜明け前が一番暗いと言われ続けて、もう6月です。
来月もよろしくお願いいたします。
いつの間にか?
→ 目的と手段(2021年05月27日)
1.先週、私の勉強会で、
講師にお招きした清水喜彦氏(SMBC日興証券顧問(前会長))が、
経営上重要と考える点の一番に「事業の目的」を挙げていました。
聞いていて、思わずハッとしました。
私の経験でいつも間違うのが、いつの間にか、
事業なりプロジェクトの目的が手段に置き換わることです。
一生懸命やればやるほど、その罠におちいります。
2.多く引き合いに出される例が、ゆとり教育です。
当初の目的は、「ゆとり教育で、優秀な才能を伸ばす」ことでした。
でも、いつの間にか、ゆるゆる教育になってバカを多く作ったと言われています。
3.絶えずフィードバック
私も熱くなって、よく目的を忘れて、走って失敗しましたね。
プロジェクトも一緒です。
特に新規プロジェクトは危ない(笑)
いつの間にか、違う線路を走っていることがあります。
「絶えずフィードバック」
不可欠かな?
ほんごうでした。