国としての徳性の回復
令和3年6月27日
村田光平
(元駐スイス大使)
皆様
不祥事が発覚するたびに因果応報が感じられます。
天地の摂理、歴史の法則、そして老子の天網の3点セットで内外の情勢の現状と見通しの理解に努めております。
経産省の若手キャリア官僚の逮捕は衝撃的です。
日本の道徳的劣化の責任もいつまでも放置されることは
無いと確信いたします。
改ざん作業を強いられ命を絶った近畿財務局職員赤木俊夫さんが改ざん過程をまとめた文書(赤木ファイル)が
国会に提出されました。
妻の雅子さんが再調査を求める気迫には抗しがたいものがあります。
「モリカケ問題」をはじめ国民が求めている公明性の回復を含め、国としての徳性の回復への動きが待たれます。
インド変異株デルタ型の感染拡大につきWHOは本日警告を発しました。
テレビでは連日感染防止体制の不備、酷暑の中の医療体制の不備などが報じられ、国民の不安は増す一方です。
感染防止の徹底は当初から万全を期すことは不可能であることは予見し得ることでした。
東京五輪の関係者は「呪われた東京五輪」と言われる理由を謙虚に全て想起して、今後の対応をこの際真摯に再検討することが求められております。結論が待たれます。
世界は五輪憲章の死文化への対応と言う新たな課題に直面するに至りました。
世界はこの点に関して日本が果たしうる役割に期待を寄せるものと思われます。