2021年8月29日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
8月28日 野戦病院第一号大阪で設置へ
皆様
「野戦病院」の必要性については世論を含め幅広く支持の表明が見られましたが,なかなか具体的動きが見られなかった中での今回の吉村知事の意図表明は特に歓迎されました。
反響がありましたのでお届けいたします。
28日の日本テレビ「ウェークアップ」で大阪府の吉村洋文知事は府内に「1000床単位の野戦病院」を作る計画を表明し、大阪大学と協議している旨述べました。
極めて重要な進展です。
まずは東京都がこれに次ぐことが切望されます。
(その1)
朗報ですね。東京より大阪の方が、頭が柔らかいかも知れないですね。
(その2)
村田先生、なぜ今頃になって言い出したのでしょう?
そして、なぜ、東京都はいまだにこれができないのでしょう。
横浜市長選で、負けて初めて言い出しましたね。
日本では、医系技官が、完全に、政府を支配下にしていますが。
ここが、ワクチン製薬企業といったいですね。
国民のイノチよりも、製薬会社、およびその株主の利益を守ることが第一になっています。
とり急ぎご報告まで。
8月27日 尾身会長のバッハ会長に対する怒り
皆様
日本国民は因果応報を思い知らされております。
安倍元総理の「under control」により東京五輪が開催されるに至り、今日の医療崩壊がもたらされたのです。
東京五輪は日本におけるPCR検査の政策的抑制を生み、今日に至るも感染者数の実態把握を妨げているのです。
制御不能とみなされる現在の感染爆発の最中にパラリンピックが開催され、違法の学童の観戦まで不当に強行させている現状に国民の怒りは限界に達しつつあります。
下記に反映される市民社会の声を代弁して、改めてパラリンピックの即時中断を求める次第です。
(その1)
みなさま
ご無沙汰いたしておりますが、皆様の貴重なご意見、情報、やり取りは拝読いたしております。村田先生の気骨、敬服の至りでございます。
尾身茂氏が、見たところ細身のデリケートな感じの方ですが、
しっかり政府に楯突く意見を言われるので心強く感じます。
でも政府から嫌味を言われて干されてしまうのではないかと危惧しております。
国民が支援の声をあげるといいですね。
(その2)
尾身会長のいら立ちの現れですが、正論と思います。
リーダーが生命の尊厳に立った倫理観の欠如が心配です。
8月26日 尾身会長のバッハ会長に対する怒り
皆様
25日の衆議院での尾身会長のバッハ会長に対する怒りの表明は多くの国民の共鳴を呼んでおります。
バッハ会長に日本の五輪責任者が振り回されていること、とりわけバイデン米大統領より2月の菅総理との電話会談で東京五輪の開催の判断は科学に基ずくようにとの助言があったにもかかわらず、
開催決定が尾身会長の出る幕の無い形でG7サミットで
なされたことは尾身会長にとり未だに承服しがたいことと思われれます。
そもそも「詐欺商品」、「呪われた東京五輪」と言われながら関係方面から一切の釈明も陳謝も無く、国際的に「不道徳・無責任・放射能」東京五輪と見なされながら、コロナ・パンデミックの最中での開催と言う非常識が許されていることの異常性が放置されている
現状に言葉を失います。日本の市民社会は「国辱」と受け止めております。
医療崩壊が現実のものとなり、自宅療養者を襲う悲劇が連日報じられる中でのパラリンピックの開催は人命最優先の立場からすれば
到底許せません。制御不能と言われる感染爆発を抱えた日本の深刻な国家危機の先行きは、
不道徳の永続を許さない歴史の法則と天地の摂理の存在のみが
希望を抱くことを可能にしております。
8月25日 学校連携観戦
皆様
感染爆発進行中のオリパラ開催は五輪の将来を必ずや左右することになります。
前川喜平元文科次官も添付記事で法律違反と断じる学校連携観戦の強行は許せません。
発出した小池知事宛メッセージをお届けいたします。
小池百合子都知事殿
そもそもコロナパンデミックの下での五輪開催は正当化されません。
学校連携観戦を強行されることは致命傷となりかねません。
不道徳の永続を許さない歴史の法則は日本の政治でも実感され出しました。
「野戦病院」、PCR検査の抜本的拡充等々貴知事の一層の御尽力をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
8月24日 パラリンピックの中断を求める
皆様
パラリンピックの中止を求める本日発出したBCC発信に対して知人から寄せられた杉原浩司氏の下記報告をお届けいたします。
動画(6分)は必見です。
記
【報告】パラリンピック止めろ!開催に抗議する 8.21銀座デモ(https://kosugihara.exblog.jp/241173180/)
8月21日、新橋駅前SL広場に集合して行われた「パラリンピック止めろ!開催に抗議する銀座デモ」に参加しました。
この日の参加者は50人。前日の「集火式」に抗議する迎賓館前スタンディングに続く連日の行動でした。
出発前集会を行ったSLの脇には、富士通のスクリーンがあり、
パラリンピックの「ピクトグラム」やマラソンの案内などを流していました。見ている人は誰もいませんでしたが。
様々な人々が発言。埼玉の方は、「スタンディングなどの行動を続けてきた。学校観戦について、誰が責任を取るのか分からない。
埼玉はわずか1つの小学校のみ、359人が参加予定だ。
なんとか中止させたい」。
しかも、子どもたちが見に行くのは、朝霞基地で行われる射撃なのです。
横浜・寿などで野宿舎支援も続けている越智祥太医師は、「医療現場も保健所も追い詰められている。コロナ訪問診療のため、通常医療が出来なくなっている。菅首相が”GO TO”や五輪で招いたのに責任を取らない。命の選別は既に行われている。多様なあり方を認めないパラリンピックは、地域で作ってきた福祉を壊すものだ」と強く批判。
パラリンピックやめろ!
命を守れ!
誰も殺すな!
暮らしを守れ!
病院守れ!
差別をやめろ!
選別やめろ!
分断するな!
などのシュプレヒコールをあげた後、デモに出発。
皆様
この数日間コロナに罹患した感染者数、重傷者数、死者数は
過去最高、入院できずにいる自宅待機者も過去最高と記録ずくめ、正に日本国は異常事態に陥っています。
4万人近い感染者が自宅療養を強いられております。
国家の危機です。
市民社会はこの責任の一端が東京五輪を国民の反対を無視して強行した責任者にある
と確信しております。そして、またしても強行されるに至った
パラリンピックの即時中断を求めます。
最早多言を要しません。
8月23日 観戦の危険性(参考情報)
皆様
小池都知事宛メッセージをお届けいたします。
22日、日本テレビで木村太郎氏が「野戦病院」の必要性については既に1年前に認識が広まっていたのに、いまだに進展が見られないとは何たることと慨嘆しておりました。
都の担当部局では検討もしていないと報じられておりますが、
モーニングショーで玉川氏は、これは法律違反だと指摘しております。
皆様の御支援をお願い申し上げます。
小池百合子都知事殿
そもそもパンデミックの中での五輪開催は尾身会長も普通は
あり得ないとのお考えでした。
開催を強行した結果の医療崩壊を前にしてのパラリンピック開催は本来あり得ないことです。
市民社会は懸命にその中止を呼び掛けております。
児童の観戦が論議されておりますが、参考情報をお届けいたします。
<今年6月から7月に開催されたサッカー・ヨーロッパ選手権で、イギリス政府は、新型コロナの感染対策の効果を実証するため大人数の観客を認めました。保健当局が、20日、公表した調査報告書によりますと、ロンドンの競技場で行われたあわせて8試合の観客およそ35万人のうち、競技場とその周辺でおよそ6400人が感染したとみられ、このうち、地元イングランド代表が勝ち進んだ決勝戦で3404人が感染したとみられるということです。>
<コロナ対策の「野戦病院」の世界の事例を紹介したい。英国の「ナイチンゲール病院」である。英国は、昨年3月にロックダウンを実行したと同時に10日間程度で、国内の医療体制を新型コロナ用にシフトした。その時に全国に設置したのが、コロナ専用の仮設病院である「ナイチンゲール病院」であった(第277回・p2 )。
英国の保健・社会福祉省は、この病院の設立費用に約2億2000万ポンド(約300億円、2020年6月10日換算)の予算を組んだ(Health Service Journal)。
「ナイチンゲール病院」は、複数設置されたのだが、まず最初は2020年4月3日、ロンドンにて開院した。エクセル・ロンドン・コンベンションセンターという国際会議場に、当初は500床、感染拡大に応じて4000床に拡大できる、その時点で世界最大の重症患者収容施設であった>
一層の御健闘と御健康をお祈り申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)