2021年9月12日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
9月11日 自民党総裁選(所感)
皆様
不道徳の永続を許さない歴史の法則の視点に立って自民党総裁選に関する所感をお届けいたします。
福島原発事故を東京五輪が全く無視したことと同様の不道徳が看取されます。
総裁選の隠れたテーマは原発と「森・加計・桜」問題であることが
見透かされております。
福島原発事故、公文書の改ざん、財務省の担当官の自殺等の重大事の責任追及を回避する姿勢が特に目立っております。
このような自民党の後ろ盾がある限り脱原発はあり得ません。
換言すれば脱原発は脱自民党と同義語であることが立証された感ありです。
市民社会の立場からすれば、日本のエネルギー政策の中で脱原発の方針を明確にすること、とりわけ核燃料サイクル政策に終止符を
打つことが急がれます。
未だにこれが実現していないのは不可思議としか言えません。
政府、主務官庁及び電力会社の責任は誠に重大です。