2021年10月3日
今週の所感
村田光平(元駐スイス大使)
10月1日 岸田文雄自民党総裁宛メッセージ
皆様
岸田文雄自民党総裁宛メッセージをお届けいたします。
岸田総裁は広島出身で親戚には多くの被爆者がおり、幼少の時から被爆の実際を経験された数少ない政治家です。
外務大臣としてオバマ元大統領の歴史的広島訪問を実現されましたが、「核兵器のない世界」と言う「オバマヴィジョン」は、核廃絶を目ざす「国連倫理サミット」の開催を必要としております。
その開催実現は唯一の被爆国としての歴史的使命です。
核兵器禁止条約に対する日本の立場もこの視点から決めることが求められております。同サミットは過酷事故の発生が益々懸念される440余基の原発の全廃に関する国際的合意の達成の場ともなり得るものとして緊急にその開催実現が求められます。
国際的に反発が盛り上がりつつある福島の放射性汚染水の海洋放出の問題の解決を求める場ともなりうるものです。
世界の危機の真因は世界的規模の倫理の欠如です。「倫理資本主義」「倫理共産主義」「倫理自民党」等々が言われ出している所以です。「国連倫理サミット」の開催の必要性についての国際的支援の広がりが見られる所以です。
来週の総理大臣ご就任を待つことなく岸田総裁の日本の歴史的使命である核廃絶へのご貢献に対する期待をお伝えした次第です。
岸田文雄自由民主党総裁殿
令和3年9月30日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓
この度の自民党総裁ご就任を心からお祝い申し上げます。
外務大臣ご在任中メッセージをお送り続けさせて頂きました。
今後とも市民社会の代弁を志す立場から発信を続けさせていただければ誠に幸甚に存じます。
本日、日経から御著書「核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志 難題に挑む 新総裁の本懐」が出版されましたが、誠におめでとうございます。
貴総裁は 広島出身で親戚には多くの被爆者がおり、幼少の時から被爆の実際を経験した数少ない政治家です。
オバマ元大統領の歴史的広島訪問を実現され、親しく案内されたことは外務大臣としてさぞや本懐のお仕事だったと拝察しております。
「核兵器のない世界」と言う「オバマヴィジョン」は、核廃絶を目ざす「国連倫理サミット」の開催を必要としております。
その開催実現は唯一の被爆国としての歴史的使命です。
核兵器禁止条約に対する日本の立場もこの視点から決めることが求められております。
同サミットは過酷事故の発生が懸念される440余基の原発全廃に関する国際的合意の達成の場ともなり得るものとして緊急に
その開催実現が求められます。
国際的に反発が盛り上がりつつある福島の放射性汚染水の海洋放出の問題の解決を求める場ともなりうるものです。
世界の危機の真因は世界的規模の倫理の欠如です。
「倫理資本主義」「倫理共産主義」「倫理自民党」等々が言われ出している所以です。
「国連倫理サミット」の開催の必要性についての国際的支援の広がりが見られる所以です。
貴総裁のご理解とご支援をお願い申し上げます。
敬具
9月27日 党風一新の会
皆様
既得権との闘いを意味する脱原発はなお時間がかかる覚悟を要するようですが、結末は見え出しております。
福田達夫議員がかかわる党風一新の会は期待される日本一新に沿うものとして評価されます。2006年のOBサミットに招かれて出席した際、福田元総理及び福田達夫氏とご一緒させていただいたこともあり、別添の声援のメッセージを発出して河野大臣にも報告いたしました。
ご参考までに報告させていただきます。
福田達夫先生
令和3年9月14日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓
党風一新の会の発足、誠におめでとうございます。
倫理は遂に世界的課題となったことを示す最新の情報が伝えられました。
中国では習主席の指導で大企業の収益の社会への還元、芸能界の低俗化規制が始められたのです。「倫理共産主義」志向の動きと言えましょう。
これは正にドイツの哲学者、ガブリエル教授の提唱する「倫理資本主義」と軌を一にする動きと言えるのではないでしょうか。
不道徳の永続を許さない歴史の法則に対する理解の普遍化の兆しと受けとめております。
懸案の「国連倫理サミット」開催を促す気運の一層の盛り上がりが期待されます。
不道徳の永続を許さない歴史の法則の視点に立った自民党総裁選に関する所感
は次の通りです。
<福島原発事故を東京五輪が全く無視したことと同様の不道徳が看取されます。
総裁選の隠れたテーマは原発と「森・加計・桜」問題であることが見透かされております。
福島原発事故、公文書の改ざん、財務省の担当官の自殺等の重大事の責任追及を回避する姿勢が特に目立っております。このような自民党の後ろ盾がある限り脱原発はあり得ません。換言すれば脱原発は脱自民党と同義語であることが立証された感ありです。>
日本政界の中核的存在ともいえる自民党の重要性に鑑みれば、上述の資本主義及び共産主義の例に倣い、「倫理自民党」に自民党も活路を見出す方向で動き出すことが望まれます。
先生の一層の御活躍と御健康をお祈り申し上げます。 敬具
福田達夫先生
令和3年9月25日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓
自民党総裁選挙に関して最近市民社会から寄せられたコメントを別添BCC発信で拡散いたしましたのでご報告申し上げます。
下記コメント(その3)は元銀行幹部からのものですが、敢えて紹介させていただきます。
<それにしても、「原発廃絶」は世界の趨勢になっているにも拘わらず、「自民党村」では、それに触れることすらタブーになっていることに驚きを禁じ得ません。「自民党」という世界から隔離した村では安倍某村長の顔色をきょろきょろうかがい、言いたいことも言えない弱虫の烏合の衆の集まりであることがよく分かりました。>
尊敬する知人に先生にお送りした9月14日付のメッセージをお送りしたところ、「福田達夫先生の様な若い政治家への啓蒙のお手紙拝読させて頂きました。
是非 若き日本の政治家へ指針を示し、日本を倫理資本主義、人間資本主義、公益資本主義の方向に舵取りをお願いしたいと思います」との返信を頂きました。
一層の御活躍と御健康をお祈り申し上げます。
敬具
河野太郎大臣殿
令和3年9月26日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓
2006年、OBサミットに招かれましたが、福田康夫元総理(前官房長官として)及び福田達夫氏(秘書として)も出席されました。
党風一新の会の発足にかかわられた旧知の福田達夫議員にお送りしたメッセージ(9月14日付、25日付)を別添いたします。
日本一新、さらには世界一新が始まろうとしているのを感じております。
党風一新の会の発足に期待を寄せている次第です。
貴大臣の一層の御活躍と御健康をお祈り申し上げます。
敬具
福田康夫総理殿
令和3年9月26日
村田光平
(元駐スイス大使)
前略
河野太郎大臣宛メッセージをお届けいたします。
福田達夫先生が音頭を取られている党風一新の会の発足を評価する気持ちをお伝えいたしました。
福田達夫先生宛メッセージ(9月14日、26日付)を別添いたします。
早々