今週のお薦め作品 12月17日公開「ダーク・ウォーターズ」
アメリカで起きた大企業デュポン社の環境汚染問題に、数十年に渡って戦った弁護士の苦闘の実話を映画化。マーベル作品のハルク役で人気をはくしたマーク・ラファロは本作の映画化を熱望し、主役の弁護士ロブ・ビロット役だけでなくプロデューサーも兼務した。ロブの最大の理解者である妻サラ役でアン・ハサウェイが共演している。本作は決して娯楽作品ではないが、誰もが真実を知らなければならない物語である。面白くなくとも是非鑑賞してほしい。ジョニー・デップが水俣病を描き、マーク・ラファロがテフロンの有害を描いているのは、決して偶然ではない。地球温暖化で起こる自然破壊が問われる時代に、それ以前から人間の愚かさが環境を破壊している。真実を知り、我々も考え身の回りの出来ることから環境汚染を防ぎたいと考えさせる警鐘を鳴らしている。
同日公開にはSF大作「マトリックス レザレクションズ」があります。映画を楽しみたい方はこちらがお薦めです。