Vol.267 2022/01/07
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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コロナ恐怖症がもたらす認知症:防ぐには“死ぬ気がせん”の心意気
オミクロン株による感染が日本でも世界でも拡大しています。
新たな年を迎え、皆さん、お元気でお過ごしのことと存じます。
本年も本メルマガをお楽しみ頂ければ幸いです。
さて、ぶっちゃけ話ですが、次々と変異株が現れるため、世界中で新型コロナウィルスへの不安が以前にも増して広がっています。
日本でもオミクロン株の感染が急拡大する中、沖縄、山口、広島では「蔓延防止等重点措置」が適用されることになりました。
これら3県はいずれも在日米軍基地があり、米軍関係者から感染が広がったとの見方が有力です。
そもそも、米軍関係者は日本へ入国する前の感染予防の検査などは一切免除されていました。
ようやく最近、日本政府の抗議と要請を受け、アメリカを出る前に検査をすることになったようですが、余りにも「遅きに失した」としか言いようがありません。
とはいえ、コロナに対して過度の恐怖心を抱くことは要注意と思われます。
なぜなら、たとえ感染したとしても、ほとんどの場合は1週間程度で通常の健康状態に戻るからです。
それより心配なのは、コロナを恐れるあまり、認知症になってしまう危険性でしょう。
これはカナダのマギル大学とモントリオール神経病理学研究所が共同で実施した調査で明らかにされたものです。
昨年、1500人のアメリカ人を対象にして行われた研究ですが、コロナ感染症に不安を感じている度合いが大きい人ほど認知力が低下する傾向が見られることが判明しました。
コロナに対する過度な不安感が精神的なストレスを高め、その結果、物事を冷静に理解し、判断する能力も低下するというのです。
調査によると、コロナに恐れを抱く人は不安感から様々なネット情報にアクセスし、益々、不安感が高じてしまうという悪循環に陥りやすいといいます。
こうした状況が続くと、徐々に情報を理解するスピードも低下し、その正否を自分で判断できなくなり、「見えないリスク」に過剰に反応するようになるようです。
いわば、コロナ恐怖症が認知症を加速させることになるとの指摘に他なりません。
もちろん、この調査対象はアメリカ人です。
日本人にそのまま当てはまるとは思いませんが、用心するに越したことはないでしょう。
一方、この1月2日に119歳の誕生日を迎え、ギネスの世界最高齢者としての記録を更新した福岡在住の田中カ子さんは毎日、好物のコーラとチョコレートで「死ぬ気がせん」と、世界に冠たる「健康長寿大国・日本」をアピールしています。
ぶっちゃけ、コロナも認知症も素通りする心意気のようです。
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