Vol.278 2022/04/01
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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ウクライナ危機の裏で進行する臓器売買ビジネス
ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻は各地で悲惨な状況を
生んでいます。
軍人に限らず、民間人の間でも死傷者が増える一方です。
そんな中、様々な闇市場が活況を呈しています。
もともとウクライナは「汚職大国」と呼ばれており、旧ソ連時代の核ミサイル技術や部品を中国や北朝鮮に売りさばいてきたことは関係者の間では周知の事実でした。
「高く売れるものは何でも売る」というわけです。
今回、国連や民間の人権擁護団体が注目しているのが、
戦死者から臓器を摘出し、高額で売りさばいている闇市場に他なりません。
非合法で非人道的なビジネスですが、ウクライナでは2007年から問題視されてきたものです。
実は似たような臓器売買は1998年から99年にかけて起こったコソボ紛争の際にも問題になりました。
集団墓地を検証すると、埋葬者の遺体からは臓器が失われている事例が数多く見つかり、国際司法裁判所も乗り出したものです。
ウクライナに関していえば、1990年代から各地の病院で主に子供の臓器が摘出され欧米諸国に売られてきました。
リビウだけで130人の子供が行方不明になっており、そうした闇取引の犠牲になった模様です。
その後2014年からウクライナ東部のドンバス地域での戦闘が始まると、欧州安全保障会議が調査したところ、
集団墓地にて臓器を失った遺体が数多く発見されました。
こうした臓器摘出ビジネスには「ファースト・エイド・グループ」など、緊急医療援助を建前とする組織が深く関わっています。
ウクライナ政府の高官らも裏金作りになるわけで、見て見ぬふりをしてきているようです。
闇市場での取引価格は「肺が17万ドル、心臓が15万ドル、
すい臓が15万ドル、肝臓が12万ドル、腎臓が6万ドル、
角膜が3万ドル等々」とのこと。
要は、1人の遺体から1億円近くで売れる臓器を摘出できる計算になります。
ウクライナ各地の野戦病院では、亡くなったウクライナ兵が臓器摘出のターゲットになっているようですが、その場で埋葬されるため、問題が発覚することはまれです。
しかも、問題は死亡した兵士からだけではなく、身寄りのいない避難民を健康診断とだまして連れ出し、生きたまま臓器を摘出するような犯罪組織も暗躍していること。
破壊されているのは建物だけではなく、人心も狂わされているとしか思えません。
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