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        奥 義久の映画鑑賞記

        2022年4月

         

        *私自身の評価を☆にしました。☆5つが満点です。(★は☆の1/2)

         

        2022/04/05「モービウス」☆☆☆★

        マーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として描かれているモービウスの第1作。本作はマーベル・スタジオの新キャラクターとして天才医師マイケルが血に飢えたヴィランとしての誕生秘話を描いている。モービウスにはジャレット・レト、マイケルを助ける女医にアドリア・アルホナが扮している。映画でのモービウスがコミック同様スパイダーマンの宿敵なのか、天才医師として難病を救うヒーローとして描かれるのか、今後が楽しみな新シリーズの誕生である。

         

        2022/04/07「TITANE チタン」☆☆☆

        第74回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。2018年「万引き家族」2019年「パラサイト」(20年はコロナで中止)に続く受賞作だが、傾向が全く違いエログロ的アクションを織り込んだ作品となっている。幼いころの交通事故で頭蓋骨にチタンが埋め込まれたアレクシアは、その影響で大量殺人を起こす。ある日消防隊長のヴィンセントと知り合い共同生活を始めることとなる。ヴィンセント役にヴァンサン・ランドン、アレクシア役にアガト・ルセルが扮している。監督は長編作品2作目のジュリア・デュクルノーだが本作で各国の映画賞94ノミネート、22受賞という高評価を得た。専門家の評判は高いが、私自身は何故本作がカンヌの最高賞を獲得したのか不思議でならない。このコメントを読まれた方は自身で鑑賞して評価していただきたい。

         

        2022/04/08「ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密」☆☆☆☆

        ファンタスティックビーストの第3弾。「ハリーポッター」の世界と繋がり若き日のダンブルドアとのコラボレーションが展開される。主演級登場人物の人間関係(?魔法使い)を理解するには前2作やハリポタの鑑賞したほうがわかりやすいが、本作だけでも十分楽しめる作品になっている。本作では、黒い魔法使いグリンデルバルドが国際魔法使い連盟のリーダー選挙に立候補する。動物学者ニュートはダンブルドア先生に仲間とともに協力して、グリンデルバルドの当選を阻もうと考える。ニュートたちは勝ことが出来るか。エンターテインメントの醍醐味が味わえる作品。

         

        2020/04/10「スピリットウォーカー」☆☆☆★

        世界の映画祭で革新的なSFアクション映画と評価され、ハリウッド・リメイクも決定した。12時間毎に違う男の身体で目覚める男の正体とは?真相に近づくと命を狙われる危険な状況の中で真実に近づいていく。本作の主人公を演じるのは「犯罪都市」で残忍なマフィア役を演じて存在感を示したユン・ゲサン、今回は一人で7役を演じた。謎の男の鍵を握る女にイム・ジョン、情報組織のリーダーにパク・ヨンウが演じている。魂が違う肉体に映り12時間で変わるというアイディアは独創的だが、現実世界では起こりえないしSFとしても無理な設定と思うが、その部分を除けばアクション映画として充分に楽しめる。

         

        とんび」☆☆☆★

        親子の絆を描いた重松清のベストセラー小説「とんび」の映画化。昭和37年瀬戸内海に沿った町でアキラは生まれる。母を事故で亡くしアキラは不器用な父の男手一つで育てられる。東京の大学に進んだアキラは父の「一人前になるまで帰ってくるな」と言われ、就職後も故郷には帰らなかった。昭和63年アキラは久々に故郷に帰って来る。阿部寛と北村拓海が親子役で共演。名匠瀬々敬久監督の下に、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子らが集まり脇を固める。親子の愛情が痛感できる良質な作品。

         

        2020/04/12「シャドウ・イン・クラウド」☆☆☆

        「キックアス」シリーズのクロエ・グレース・モレッツ主演の最新作。クロエ扮する陸軍大尉モードは極秘任務で爆撃機に乗り込むが同乗者達から銃座に押し込まれる。前半部分は銃座でのクロエの一人芝居。後半は襲ってきた怪物と日本軍相手に屋外での活躍があり、クロエのワンマンショーでクロエファンには注目の作品だが、映画はB級アクションである。クロエファン以外にはお薦め出来ない。

         

        2020/04/14「潜水艦クルクスの生存者たち」☆☆☆★

        2000年にロシアで起きた原子力潜水艦事故を題材としたサスペンス映画。搭載した魚雷の爆発で北極海に沈んだクルクスは、生存者23名が船尾で救援を待っていた。事故を知った英国海軍のラッセル准将は救援を申し出るが、ロシアからは拒否される。人名より、軍事秘密とプライドを優先するロシア海軍の姿は、現在のウクライナ侵攻を続けるロシアの姿勢と共通するものが見受けられる。

        クルクスの艦長ミハイルにマティアス・スーナールツ、ミハイルの

        妻にレア・セドゥ、ラッセル准将のコリン・ファース、ロシア課海軍の長官にマックス・フォン・シドーの名優二人が共演している。見ごたえのある作品である。

         

        2022/04/16「ハッチング―孵化―」☆☆☆

        サンダンス映画祭で高評価のホラー・サスペンス。北欧フィンランドを舞台に平凡な家族を襲う怪鳥。主人公のティンヤは両親と弟の4人家族。ある日森で見つけた卵を部屋に持ち帰る。やがて卵は大きくなって孵化する。それは家族の悪夢の始まりであった。この奇抜なアイディアは本作が長編デビュー作となるハンナ・ベルイホルム。主人公には1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナが期待に応えて難役を演じた。

         

        2022/04/22「マリー・ミー」☆☆☆★

        ロマンチックコメディの最高作「ノッティングヒルの恋人」のスタジオが送る久々のロマコメ王道作品。世界的歌姫がヒット作マリー・ミーを歌いながら同じ音楽界のスターと大観衆の前で式を挙げるはずだったが、彼の浮気がSNSで拡散され、歌姫は観客の中から一人の男性を指名してプロポーズする。冴えない平凡な男性に起きた逆シンデレラストーリー。歌姫にはジェニファー・ロペス、相手役にはオーウェン・ウィルソンが扮している。ジェニファー・ロペスの歌声がたっぷり聞けるのも最高!

         

        2022/04/24「カモン カモン」☆☆☆☆

        NYを拠点とするジャーナリスト・ジョニーはLAに住む妹が家を留守にする間、9歳の甥ジェシーの面倒を見ることになる。初めての子育ちの経験をするなかで、年齢を超えた友情が芽生えてくる。

        ジョニーを演じるのは、「ジョーカー」でアカデミー賞を受賞したホアキン・フェニックス。ジョーカーの役とは180度異なる優しい男性役で名優ホアキンの役作りの見事さが感じられる。ジェシー役の新星ウディ・ノーマンも素晴らしい子役で今後が期待できる。モノクロの映像美がこの感動作をさらに素晴らしい作品に仕立てている。

         

        2022/04/25「ベルリマン島にて」☆☆☆☆

        「第七の封印」「野いちご」「処女の泉」等で20世紀最大の巨匠と言われたスウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンが愛したフォーレ島を舞台にし、ベルイマンをリスペクトした映画。

        フォーレ島にひと夏を過ごすために映画監督トニーと脚本家クリスがやって来た。クリスは創作活動に停滞しており、ベルイマンが数々の名作を撮影したこの島でベルリマンの息吹を感じながら新たな作品に挑戦しようと新しい物語を書き始める。クリス役にヴィッキー・クリープス、トニーにティム・ロス。クリスの書く物語の主人公にミア・ワシコウスが演じている。北欧の美しい島を舞台に人生の苦悩と再生を描く人間ドラマ。映画ファン向けの秀作。

        2022/04/26「親愛なる同志たちへ」☆☆☆☆★

        日本では黒沢明原案の「暴走機関車」の監督として知られているロシアの巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーが84歳にして自身の最高傑作を作り上げた。1962年6月1日労働者蜂起のノボチェルカッスク事件が起きた。ソビエト連邦崩壊まで真実が隠された悲劇である。この事件発生から3日間を、祖国を信じ民生委員を務める女性リューダを通して描いている。祖国への愛を信じつつも母であることの苦悩は、究極の決断をする。リューダ役はノボチェルカッスク生まれで、コンチャロフスキー監督の妻ユリア・ビソツカヤが演じている。本作で描いている民衆弾圧と隠ぺい工作は今のウクライナ侵攻にも通じており、まさしく今見るべき作品と言える。最後に本作はヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞したことを付け加えたい。

         

        2022/04/27「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディーガード」☆☆☆★

        超一流のボディーガードと最強の殺し屋がタッグを組んだ「ヒットマンズ・ボディーガード」は劇場未公開のネット配信だった。本作はその後日談で、殺し屋ダリウスがマフィアに捕まり、ダリウスの妻ソニアがボディーガードのマイケルに救出依頼をし、成功させる。ところがサイバーテロとの戦いが待ち受けることとなる。主人公マイケルにライアン・レイノルズ、ダリウスにサミュエル・L・ジャクソン、その妻にサルマ・ハエック、サイバーテロの黒幕にアントニオ・バンデラス、伝説のボディーガードにモーガン・フリーマンが扮している。豪華キャストとノンストップ・アクションで最高なアクション・エンターテイメントが生まれた。

         

        2022/04/28「パリ13区」☆☆☆☆★

        鬼才ジャック・オディアール監督の最新作。オディアール監督は2015年製作の「ディパーンの闘い」でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞、2018年製作のフランス・ルーマニア・スペイン合作の異色西部劇「ゴールデンリバー」ではヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞とセザール賞の4冠に輝いた。本作は前作とは違いアクションは全くなく、パリ13区に住む人間の孤独感・SEX感を通してフランスの現代の若者像を描いた群像劇である。主人公たちには本作でセザール賞の若手女優賞と俳優賞に輝いたルーシー・チャンとマキタ・サンバがセフレのルームメイトを演じ、「燃ゆる女の肖像」のノエミ・メルランが33歳で大学に復学して人生を再生させる難役ノラを演じている。ノラに容姿が似ているポルノ女優アンバー・スウィート役はジェニー・ベス。もう一つの主役は1970年代の高層マンション群が建てられたパリ13区。最もパリらしくないパリの町がモノクロームの映像で美しく描かれている。本作や「ベルファスト」「親愛なる同志たちへ」「カモンカモン」等の良質な作品がモノクロで表現されている。若者たちの本質を掘り下げた玄人向け作品だが、観客が物語に同化されていく傑作である。

         

        2022/04/29「劇場版ラジエーションハウス」☆☆☆★

        放射線技師を主人公にした人気TVドラマの映画化。病を見つけるのが技師の仕事と医師以上の活躍をする放射線技師五十嵐は思いを寄せる女医甘春杏の留学まで72時間をきり落ち込んでいた。その甘春は父が危篤と知り、故郷の離島に渡るが台風の影響で足止めされ、さらには島民が病で倒れ感染症が疑われる。五十嵐たち技師仲間は決死の覚悟で島に向かう。チームラジハはTVと同様窪田正孝、本田翼、広瀬アリスら不動のメンバー。スケールアップした医療エンターテインメント作品で面白く鑑賞できる。

        制作協力企業

        • ACデザイン
        • 日本クラシックソムリエ協会
        • 草隆社
        •                 AOILO株式会社

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